過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが、自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる反面教師バラエティー「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜夜9:00-9:30 第4金曜テレビ朝日地上波放送終了後/ABEMA SPECIALチャンネル)の11月17日配信回では、イーグル溝神、タイガー福田、サンキュー安富、ブー藤原、アイクぬわらからなる、結成23年目の超新塾が登壇し、“後先考えずに何でもノリでやった結果、ロックキャラはもうNOサンキュー先生”として、ノリで5人組を始めたことで犯してきたさまざまなしくじりを一挙、大告白した。

【写真】「アングラの“ノリ”って超楽しい! 売れるより過激な伝説を作りたい!」とどんどん活動が過激になっていった超新塾

番組オープニング、結成23年目にして、「ノリでロックキャラを始めてしまい、今でも『サンキュー』や『ヨロシク』と言うたびに“さぶいぼ”が止まらない」と生徒たちを驚かせるまさかの真実を打ち明けた超新塾は、「僕たちの23年のしくじり全公開するので、そこんとこヨロシク……」と微妙な表情で宣言し、授業がスタートした。

■“後先考えずに何でもノリでやった結果、ロックキャラはもうNOサンキュー先生”

授業では、結成前のメンバーそれぞれの活動から超新塾結成までの歴史をひも解き、知られざる結成秘話に、生徒からはツッコミが飛び交う。

さらに、超新塾が“ロックスタイル”の芸人になったきっかけと経緯も明かし、“ロック”を勉強するために音楽のライブハウスでネタをやらせてもらっていたと語ったイーグル溝神は、「重鎮のロックンローラーと仲良くなって、毎晩、お酒を飲みながらロックンロールを教えてもらう。アングラなバンドの合間でネタをやっていた」とふり返った。

また、当時、さまざまなアングラ界の帝王たちと共演していた超新塾は「アングラの“ノリ”って超楽しい! 売れるより過激な伝説を作りたい!」とどんどん活動が過激になっていったと語り、“ノリでやった過激な行動”の数々を紹介していくと、イーグル溝神は「いわゆる迷惑系YouTuberの走り。今、考えたら“何、やってんねん”ってことをギリギリのラインでやることが楽しかった」とふり返った。

ブラックマヨネーズの「M-1グランプリ」優勝を機に

そして、アングラ界にどっぷりつかっていた超新塾だったが、2005年に同期のブラックマヨネーズが「M-1グランプリ」に優勝したことで、「ヤバイ! 俺たちがやってるのはお笑いじゃない!」と気づき、「いちばんポップな事務所を選ぼう」とワタナベエンターテインメントに所属することになる。

その後、同期芸人たちの活躍に触発され、テレビでも通用するポップなネタに挑戦した超新塾は、2007年には数々のお笑いネタ番組に出演し、ブレイクしたが、ブレイク後「メンバーが5人もいるから、ギャラが5等分でバカ少ない」という問題が発覚したとふり返る。

そこで、「『大変だよな、超新塾さん』って、俺らも言ってました」とコメントした事務所の後輩であるハライチの澤部佑に、サンキュー安富は「俺がいちばん月収もらった時、澤部が『時計、買いたい』って、一緒に時計屋を見にいったんですよ……」と明かしたエピソードに、生徒らは「密告」だと笑った一方、澤部は「もうちょっと密告をポップに仕あげてください」とダメ出する。

その上に、澤部の「サンキューさんとふたりで合コンしてた」との発言をきっかけに、サンキュー安富が「コイツは好きな子、うばったんですよ」と声を荒げる事態に発展した、サンキュー安富と澤部の“合コン話”に教室は爆笑となった。

結成23年目の超新塾が登壇した「しくじり先生 俺みたいになるな!!」/(C)AbemaTV,Inc.