株式会社マウスコンピューターは、クリエイターブランドDAIVより「AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX プロセッサ」「AMD Radeon RX 7900 XTX グラフィックス」を搭載したワークステーション「DAIV FW-P9ATX」を発売した。希望小売価格は税込3,299,800円より。

同製品は、同社初の「AMD Ryzen Threadripper PRO プロセッサ」搭載ワークステーションとなる。「AMD Ryzen Threadripper PRO 7000 WX シリーズ」内で最大コア数をもつ「AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX プロセッサ」とCPUに対応する「AMD TRX50 チップセット」、グラフィックスに「AMD Radeon RX 7900 XTX」を採用した。

AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX プロセッサ」は96コア/192スレッドを搭載。高いマルチスレッドパフォーマンスにより、レンダリングやエンコード時間の短縮、3Dモデリング動画編集でのシームレスな動作を通じてクリエイティブな作業をサポートするとしている。

AMD TRX50 チップセット」は、DDR5 規格メモリ(256GB/64GB×4 標準搭載)のクアッドチャネル動作、高帯域幅のデータ転送が行えるPCI Express 5.0規格にそれぞれ対応し、サイズの大きいデータを多数のコアに供給するような数値計算やAI研究の分野にも適した構成だという。

製品特長

AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WXプロセッサとTRX50チップセットを搭載

AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WXプロセッサは、「AMD Ryzen Threadripper PRO プロセッサ」で最大となる96コア/192スレッド、合計486MBのキャッシュを搭載し、高いマルチスレッドパフォーマンスを備えている。「AMD Ryzen Threadripper PRO 7000 WX シリーズ」に対応したTRX50 チップセットは、高速なDDR5規格のメモリに対応しており、256GB(64GB×4 クアッドチャネル動作)を標準搭載している。

チップセットPCI Express 5.0規格のデータ転送もサポートし、高速なDDR5メモリとPCI Express5.0規格の高い帯域幅なデータ転送により、サイズの大きいデータを多数のコアに供給する、マルチスレッド性能が求められる状況で、CPUやGPUの性能を引き出すという。

同製品のマルチスレッド性能により、クリエイティブ分野ではレンダリングやエンコード時間の短縮、3Dモデリング動画編集でのシームレスな動作を通じて、制作コストの削減に貢献するとしている。また、数値解析などの研究分野や近年盛り上がりを見せるAIの分野では、高度にマルチスレッドへ最適化したソフトウェアを使用するため、「AMD Ryzen Threadripper PRO プロセッサ」で最大のコア数を搭載する「AMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX プロセッサ」を勧めている。

グラフィックスにAMD Radeon RX 7900 XTXを採用

AMD Radeon RX 7900 XTX グラフィックス、24GBのGDDR6メモリを搭載し、サイズの大きいデータの処理に適しているという。AIワークロードに最適化されたAMD RDNA 3演算ユニットを搭載しており、大規模なAIモデルをローカルでも作業可能だ。

最大8Kの高解像度に対応するほか、AV1による⾼品質な動画エンコードデコードに対応している。

マウスコンピューター、「AMD Ryzen Threadripper PRO 7995 WX プロセッサ」を初搭載したワークステーションを発売