西東京市の健康福祉部障害福祉課 課長 海老澤 功が、現役地方公務員が推薦する地方公務員アワードにて表彰されました。
この賞は、株式会社ホルグ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:加藤年紀)が主催する『すごい!』地方公務員を表彰するイベント『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023 』によるものです。他薦による投票により選出される本イベントは、2017年から毎年一度開催され、今年で7度目。応募数は過去最大の148件となっています。
また、西東京市長 池澤隆史は、能力を発揮し実現できる環境を構築し人材育成に貢献したことから「人材輩出賞」を受賞しています。

西東京市 受賞者について】

・受賞者名

 海老澤 功 (えびさわ いさお)

 健康福祉部障害福祉課 課長・49歳

・経歴

 西東京市(旧田無市)出身。入庁後、生活福祉課、東京都派遣にて経験を積む。その後、財政課や企画政策課にて事業の見直しや行財政改革に取り組み、保育課、幼児教育・保育課にて今回表彰対象となった保育園の民営化を実現。現在は、健康福祉部障害福祉課 課長。

他自治体職員5名に推薦をいただき、受賞者12名のひとりとして「すごい!地方公務員」に選出されました。またその取り組みが、チーム形成や綿密でレベルの高いプロセスを経ていることから、特別協賛社賞(NECソリューションイノベータ賞・自治体通信賞・ジチタイワークス賞)を受賞しています。

2023年10月28日(土)表彰式にて(左 海老澤 功、右 池澤 隆史)

【取組みの概要】

  • 三方良しの「保育園民営化」

 市民、法人、自治体の三方ともにメリットが生まれる形で公設保育園を民営化しました

  1. 市民視点の改革

    保育ガイドラインを策定して導入。保護者がより安心して通わせられるとともに、保育の質向上にも着手。また、寝具リース化による保護者の負担減なども実施。

  2. 法人視点の改革

    建物を有償取得した法人の運営交付金を申請し、運営費の大幅増を実現。これにより、民間のアイディアが盛り込まれた独自性と質の高い保育を可能にした。

  3. 自治体視点の改革

    保育園の民間移譲により約7億円/年の運営費削減、土地貸付による200万円/年の歳入確保。民営化で生み出した財源で、市内9つの中学校区ごとの公設公営保育園に市直営の「地域子育て支援センター」を設置する方針を策定。保護者が赤ちゃんとベビーカーで通える徒歩圏内に、気軽に専門スタッフに相談ができる拠点を整備し子育て政策を大幅に強化。

  • オンラインで改善事例発信

 #ちょっとした地味な改善 #成功の陰に失敗あり のタイトルで、成功事例と失敗した経験を合わせて紹介し、惜しみなくノウハウを共有しています

【推薦者が「すごい!」と思うポイント(抜粋)】

◇地味な見直しと称して、極めてハイレベルで現場のためになる改善事例を紹介している。

特に、現場系部署2連続(保育、障害)で異動後、間もなくから業務改善事案を紹介しており、驚異的な適応能力かつ改善力がある。

◇複合的に特定財源を確保&歳出を削減。各補助を現場の問題解決に使える形に制度設計し、関連する10もの政策課題を解決した。

◇財政課や企画政策課での経験を活かし、保育課や障害福祉課という現場で、市民にとっても、職員にとっても有効な施策展開や業務改善を行うという、公務員の「基本のき」の活動を着実に行っている。

◇トップダウンの政策に現場の気づきを加えて進める。自分だけでやろうとするのではなく、チームで取り組む、持続可能な組織をつくれる方。

◇財政の知識に長け、小さな改善から大きな改革までこなす政策のプロフェッショナル。日々の改善は、保育課在籍中のものでもざっと30件以上に上る。

▼詳細は、株式会社ホルグ公式ホームページにてご確認ください

結果一覧

https://www.holg.jp/award/2023-02/

受賞詳細

https://www.holg.jp/award/2023-05/

【受賞者からのコメント】

■健康福祉部障害福祉課 課長 海老澤 功

推薦人の皆様、審査員の皆様、そして何よりも日々一緒に改善を続けてくれている西東京市長をはじめ職員の皆さん、本当にありがとうございました。

賞をいただいたことも嬉しいですが、小さく地道な取り組みを続けてきたことが大きな成果を生み、その部分を評価してくださったことが、何よりも嬉しいです。

私は西東京市に生まれ、先祖代々市内に住んでいます。市役所職員として、日々の業務ひとつひとつが自分の大切な人の未来や生活を創っていると考えています。それは全市民のためにもなると信じています。だからこそ、少しでも良くしたい。仕事の中で“気になること”“流れが滞っている部分”を見逃さずに、どうしたらより良くなるかを考え続けています。今はそれを理解し、楽しんで一緒に取り組める西東京市チームがあることも幸せなことです。推薦してくださった方をはじめ、庁外の仲間に出会えたことも支えになっています。

これからも多くの方との対話を重視し、まだまだ学び、考え、一歩ずつ前に進んでいけたらと思います。今後も引き続き頑張りますので、よろしくお願いします。

西東京市長 池澤 隆史

受賞した皆様、本当におめでとうございます。授賞式に参加させていただき、受賞者の方の「地域をより良くしたい」という強く熱い気持ちに触れ、改めて、この受賞をきっかけに全職員に共有していくべきことがたくさんあると感じています。

海老澤さんは、私が職員だった頃、財政課にて4年間一緒に色々なことにチャレンジした仲間です。受賞を聞いて本当に嬉しかった。

当初からとにかくアイディアマン。ただしアイディアだけでなく、実現するためのプロセスをしっかり組めるのが凄いところです。財源に関する知識が深く、常に新しい施策や改善と合わせてコストメリットが考えられていました。だから安心して任せられる部下のひとりでした。日々の小さな改善の積み重ねを続け、一緒に“住みやすいまち”“住み続けたいまち”を実現していきます。

最後になりましたが、このように地方公務員の日々の努力に対し光を当てていただき、その結果、行政サービスの質向上にご尽力されている関係者の皆様に、あらためて感謝申し上げます。

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