> イチョンにあるエレクトロニクス工場を2,800 m2拡張、次世代イーアクスルドライブEMR4の生産ラインを新設
> EMR4は2024年から現代(ヒョンデ)自動車グループのグローバル電気自動車B/Cセグメント向けに納入

最新ドライブ技術と電動化ソリューションの国際的なリーディングサプライヤーであるヴィテスコ・テクノロジーズは、イチョンのエレクトロニクス工場に2,800平方メートルの生産スペースを新設しました。この日、ヴィテスコ・テクノロジーズのEMR4(Electronics Motor Reducer)イーアクスルドライブの最初の部品が量産ラインで生産され、テスト用として量産品の堅牢性を確認するために使用されます。このテストは約半年間続き、その間に現代(ヒョンデ)自動車はイチョン工場で生産された新部品を量産試作車に組み付けて検証します。イチョン工場でのEMR4の量産は2024年に開始し、年間20万台以上の生産能力があります。


高効率でコンパクトなアクスルドライブEMR4は、パワーエレクトロニクス、電動モーター、減速機を軽量なユニットに統合しました。ユニットのモーターとパワーエレクトロニクス(インバーター)はイチョン工場で現地生産され、新しい床面積のおよそ3分の1がステータ巻線の生産に、さらに3分の1がローターとインバーターの生産に、残りの3分の1がアッセンブリーに充てられます。ヴィテスコ・テクノロジーズはこの拡張に総額8000万ユーロ以上を投資しました。開所式にはイチョン市長のKyung Hee Kim氏が出席されました。

ヴィテスコ・テクノロジーズの取締役会メンバーおよびエレクトリフィケーションソリューション事業部の責任者 Thomas Stierle 韓国イチョン市の新しいEMR4工場のオープニングセレモニーにて (C) Vitesco Technologies GmbH

「韓国のエレクトロモビリティへの移行に積極的に関与できることを誇りに思います。EMR4アスルドライブ生産のためにイチョン工場の生産エリアを拡張することで、私たちは、地域のために地域で生産するという、長年にわたる成功戦略を継続しています。」と、ヴィテスコ・テクノロジーズの取締役会メンバーおよび、エレクトリフィケーションソリューション事業部の責任者であるトーマス・シュターレ(Thomas Stierle)は述べています。


ヴィテスコ・テクノロジーズのイーアクスルドライブEMR3およびEMR4は、コンパクトサイズ、軽量、高出力密度、優れた効率性を実現し、成功を収めている製品です。さらに、次世代EMR4は拡張性があるため、車両のプラットフォームとセグメントに単一のソリューションを提供します。


現代(ヒョンデ)自動車グループは2022年3月にヴィテスコ・テクノロジーズの新しいEMR4イーアクスルドライブを採用しました。EMR4の納入契約は、ライフタイムを通じて総額20億ユーロ以上となります。現代(ヒョンデ)自動車向けEMR4の仕様は、定格出力160kWの400Vシステムで、インバーターでは最先端の炭化ケイ素SiC)技術を採用、細部まで最適化を図り、効率的なEMR3アクスルドライブよりもさらに優れた効率を実現しました。

ヴィテスコ・テクノロジーズ韓国社長  Joonseok Kimによる祝辞 (C) Vitesco Technologies GmbH (exclusive rights)

韓国イチョン市の新しいEMR4工場 (C) Vitesco Technologies GmbH (exclusive rights)


ヴィテスコ・テクノロジーは、持続可能なモビリティ向けの最先端ドライブシステムを開発・製造する世界有数のメーカーです。電気、ハイブリッド、内燃駆動システムのためのインテリジェントなシステムソリューションと部品の提供により、環境に優しく、高効率で、手の届くモビリティの実現に貢献します。製品ポートフォリオには、電気駆動装置、電子制御装置、センサー、アクチュエーター、排ガス処理用ソリューションが含まれます。また、ヴィテスコ・テクノロジーズの2022年の売上高は約90億7000万ユーロであり、世界50拠点で従業員数は約38,000人です。ドイツのレーゲンスブルクに本社を置いています。

配信元企業:ヴィテスコ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ