小学校の定番の宿題である、音読。

国語の教科書を声に出して読むことで、漢字の正しい読み方などを確認でき、読解力も高められるといわれています。

親は子供の音読を聞くことで、国語の授業でどんなことを勉強しているのか、知ることができるでしょう。

息子の音読

3人の兄妹を育てる、はんまま(hanma_ma)さんは、毎日長男の音読の宿題を確認しています。

ある日、長男は教科書の新しい物語を読むことになりました。

しかし、読み進めるうちに、だんだんと読むことがつらくなってきて…。

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親子で話の内容に号泣…!

長男が読んだのは『ちいちゃんのかげおくり』という戦争文学でした。

1982年に発行された、あまんきみこさんの作品で、1986年頃から小学3年生の国語の教科書に掲載されているため、知っている人も多いでしょう。

あらすじは、両親と兄と幸せに暮らしていた、幼いちいちゃんが戦争により家族を失い1人ぼっちになって、悲しい結果を迎えてしまうというもの。

戦争を知らない子供たちに、戦争によって起こる悲劇をやさしい言葉で伝えています。

長男は主人公のちいちゃんが自分や、まだ幼い妹弟に重なり、思わず感情移入をしたのかもしれませんね。

はんままさんも、長男の声がだんだんとかすれていくのを聞いて、つられて涙が滝のように流れてしまったそうです。

投稿には多くのコメントが寄せられていました。

・小学生の時に読みました。弟がそばで黙って聞いていたのを思い出します。

・この話すごく覚えてます!今でも教科書にあるのですね。娘が読む時、私も目から滝が出そうです。

分かります…!親の立場で聞くと、ちいちゃんと自分の娘を重ねてしまい、涙が止まりませんでした。

平和な日本で暮らしていると、戦争がもたらす恐怖や悲しみを想像する機会はほとんどありません。

物語の音読を通して戦争について考え、家族でいろいろな話をするきっかけになるのかもしれませんね。


[文・構成/grape編集部]

出典
hanma_ma