なにわ男子・道枝駿佑が、2024年1月スタートのドラマ『マルス‐ゼロの革命‐』(テレビ朝日系/毎週火曜21時)でゴールデン帯連ドラ初主演。人生初の金髪で謎多き新時代のヒーローを演じる。

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 本作は、脚本家・武藤将吾の完全オリジナルで贈る爽快な新感覚青春ドラマ。「何かを変えたい」と願う高校生たちが、カリスマ的なリーダーに導かれ、大人社会に反旗を翻していく姿を描く。

 学校ではいじめに遭い、唯一の心の拠り所だったSNSでも居場所を失ってしまった“僕”。人生に絶望し、命を絶とうとしていたその時、“僕”の前に謎の青年・美島零が現れる。「ゼロ」と名乗るその青年は、“僕”にこう告げる―「オレがお前をこの腐った世界から救ってやる」。

 その日を境に“僕”の世界は一変。「ゼロ」の過激な言動と不思議なカリスマ性のもと集まった、“僕”をはじめとする落ちこぼれ高校生たち7人は団結し、“マルス”と名乗って大人社会に反旗を翻していく。

 道枝が本作で挑むのは、落ちこぼれ高校生たちを「俺と一緒にこの世界をぶっ壊そう」と扇動していく19歳の謎の転校生・美島零(みしま・ぜろ)。謎の多い人物だが、人心掌握に長けていて、いつの間にか人の心の“隙間”に入り込み、言葉巧みに操っていくカリスマ性を持ち合わせている。零=ゼロに扇動され、導かれた高校生たちは、やがて“マルス”という動画集団を結成し、大人が作った社会を壊し、再構築、“スクラップ&ビルド”していこうとし…。

 道枝は、本作でゴールデン帯連続ドラマ初主演。人生で初めて髪を金髪に染め上げ、新境地となる“ダークヒーロー”を妖しく演じる。爽やかな“みっちー”から一変、ダークで謎多き青年に変貌する。

 道枝は自身が演じる美島零について、「零はミステリアスで謎に包まれた転校生なのですが、攻撃的なところもあり、心の奥底には内に秘めた熱さなどもある人物なのかなと思っています。僕は遠慮しがちな性格なので、その遠慮を捨ててしっかりと全力で、体当たりで零を演じられたら、と思います」と語る。

 また、今回の情報解禁ビジュアルで、道枝演じる零が“オオカミ”を背負っているのにはワケがある。「マルス」とは、ローマ神話やギリシャ神話に登場する“軍神”のこと。オオカミは“マルス”の聖獣であることから、それをモチーフとしたビジュアルとなっているのだ。“聖獣”であるオオカミを背負い、真っ直ぐに前を見つめる零の目には、果たしてどんな世界が映し出されているのだろうか?

 そして、本作の脚本を手掛けるのは武藤将吾。『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『家族ゲーム』、映画『クローズZERO』といったヒット作を世に送り出してきた武藤が、Netflixドラマ『御手洗家、炎上する』や『義母と娘のブルース』、『ROOKIES』などを手掛けた監督・平川雄一朗とタッグを組み、この混迷の時代を生きる高校生たちを主人公に、エッジの効いた全く新しい青春ドラマを紡ぎ出す。

 ドラマ『マルス‐ゼロの革命‐』は、テレビ朝日系にて2024年1月より毎週火曜21時放送。

 道枝駿佑、脚本・武藤将吾のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■道枝駿佑(美島零役)

――今作『マルス』の出演オファーを受けて。

 素直にうれしかったです。今までにやってきたことのない、携わったことのないジャンルの作品だったので、また新しい一面をお見せすることができるんじゃないかと思いました。これまでやらせていただいた役柄の中でも一番僕自身とのギャップがあるように感じましたし、若者たちがSNSを使って世の中と戦っていくというのも、今だからこそ伝えられるメッセージのようなものが込められている作品なのかなと思いました。

――これまでのイメージとは変わる、という部分では金髪にされるのも大きい?

 そうですね、本当に初めてなんです! 初ブリーチで、初金髪、初ハイトーンの髪色です! 撮影が始まる頃には完全にハイトーンの髪色になるので、皆さんからもどんな反響が来るのか楽しみですし、そのイメージを定着させて、かっこよく零(ゼロ)を演じられたらなと思っています。

――美島零という人物をどのように演じたいか?

 零はミステリアスで謎に包まれた転校生なのですが、攻撃的なところもあり、心の奥底には内に秘めた熱さなどもある人物なのかなと思っています。僕は遠慮しがちな性格なので、その遠慮を捨ててしっかりと全力で、体当たりで零を演じられたら、と思います。

――零には「圧倒的なカリスマ性」がありますが、道枝さんご自身は?

 僕はそんなに感じたことはないです(笑)。ファンの皆さんはどう感じてくれているんだろう…? 零は誰が見てもカリスマ的な存在だと思うので、そこはしっかりと零になりきって、堂々とした余裕のある姿をお見せできたらいいですね。

――道枝さんにとって「カリスマ的な存在」「この人はカリスマ性があるな」と思う人は?

 木村拓哉さんです。木村さんのまとっているオーラや色気、佇まいはすごくカリスマ性を感じますし、やはりパフォーマンスされている姿やお芝居をされている姿を見ても、存在感がすごくて惹かれる方です。木村さんのあの圧倒的なカリスマ性や存在感を参考にできるくらいの気持ちでやれたらいいなと思います。

――今作で脚本を手掛けられる武藤将吾さんの作品への印象は?

 『クローズZERO』などはすごく見ていて、ギラギラした世界観というイメージを持っていました。僕はあの…キラキラした世界観の作品に巡り合うことが多いので、180°違ったギラギラした世界に入り込めることは光栄だと思っています。武藤さんに、僕らしい零をしっかりと届けられるよう頑張りたいです! また、アクションなどもけっこうハードなものがあると聞いているので、どのくらいハードなものになるのかも楽しみにしています。

――メイン監督を務める平川雄一朗さんとは2021年に『生徒が人生をやり直せる学校』でご一緒されていますが、平川監督との再タッグで楽しみにされていることは?

 平川さんと以前にドラマでご一緒させていただいたときは、僕がまだデビューする前でした。そのときから本当にいろいろなことを教えていただき、現場では毎日アドバイスもくださいました。そこで教えていただいたことを次の作品でも活かすことができていたので、今回デビュー後初めてご一緒することもあり、以前よりも成長した姿をお見せできたらいいなと思っています。

――視聴者へのメッセージ。

 今回初めてゴールデン帯の連ドラで主演をやらせていただくことになりました。すごくプレッシャーもありますし、反面楽しみなこともありますが、いつかゴールデン帯のドラマで主演をやりたいという夢があったので、それが叶ったことがとてもうれしいです。

 『マルス』が、皆さんの日々をワクワクさせられるような作品に、そして「来週どうなるんだろう」「続きが気になる」ってソワソワした1週間を過ごしてもらえるような火曜日にできたらいいなと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

■脚本・武藤将吾

 個人的に青春ドラマは、『花ざかりの君たちへ』(2007)『家族ゲーム』(2013)『3年A組』(2019)と6年周期で執筆していたので、次は2025年かなと勝手に想像していたのですが、少し早く2024年にやることになりました。

 若い子には「こんな仲間がいたらいいな」と思ってもらえるような、親世代には「自分にもこんな時代があったな」と思い出してもらえるような、青春の刹那を切り取った作品になれば嬉しいです。

 道枝さんはじめ魅力溢れるフレッシュなキャストが揃ったので、皆さんの新たな一面を引き出せるように、中年の弛んだ体に鞭打って踏ん張ります。

 あ、そうだ。「3年ぶりの連ドラで胸が高鳴っております」と、プロデューサーに書いて下さいと言われたのを忘れていました。言われなくとも、高鳴っております。お楽しみに。

ドラマ『マルス‐ゼロの革命‐』主演・道枝駿佑(なにわ男子) (C)テレビ朝日