ベンフィカのMFアンヘル・ディ・マリア(35)が、来年6月から開催されるコパ・アメリカ2024を最後にアルゼンチン代表を引退することを発表した。

リオネル・メッシセルヒオ・アグエロらと共にアルゼンチンの黄金世代に属するディ・マリアは、2007年のFIFA U-20ワールドカップ、2008年の北京オリンピック優勝というアンダー世代の活躍を引っ提げ、2008年9月に行われたパラグアイ代表戦でA代表デビュー。

以降、ここまで通算136試合に出場し、29ゴールを記録。コパ・アメリカ2021、フィナリッシマ、カタールワールドカップ(W杯)と直近の3つの主要タイトル獲得に貢献した。

以前にもコパ・アメリカ2024を最後に代表キャリアを終える意向を示唆していたディ・マリアは、23日に自身のインスタグラムをで正式にその意思を語った。

「さて、僕にとって最後の大会がやってきた。この最後の時間、人々の歓声が僕の魂をどれだけ満たしてくれるのか、言葉では表現できないだろう。僕はその愛情を一分一秒まで味わい、チームメイトたちとの時間も楽しみたい。彼らがいなければ、この物語はこんな終わりを迎えることはなかっただろう。彼ら一人ひとりの愛が、今の僕を作ってくれたんだ」

「残念ながら今回のスタジアムでの出来事は決して許すことはできない。家族連れや 子供たちが殴られたり、怯えさせられたりするようなことがあってはならない。このようなことが二度と起こらないことを願っている。僕たちは選手として、いつでも国民を守り抜くつもりだ」

「このコパ・アメリカが、僕がアルゼンチンユニフォームを着る最後の機会になるだろう。自分のキャリアにおいて、最も誇り高く、身にまとって戦い、感動を味わった、最も美しいものに別れを告げる」

「ありがとう、ファン。ありがとう、家族。ありがとう、友人たち。そしてチームメイトたち。僕たちは歴史を作り続け、それは永遠に残るだろう。さあ行こう、アルゼンチン!」