※2023年8月撮影

トップ画像は、東府中駅南口。橋上駅舎になる前は、こちら側にも平屋の駅舎と改札口がありました。

角度を変えて、橋上駅舎のスケールと特異なデザインが分かります踏切の向こう、北口側は駅ビルになっています。

※2023年8月撮影

このまま旧甲州街道を西に歩くことを予定していましたが、突然大粒の雨が落ちてきました。その後、豪雨というか凄まじい雷雨になりました。2023年の夏は、異様な高温・猛暑日と天候急変が続きました。旧甲州街道方面の撮影は、改めて、になります。

ここからは7月に撮影したカット。北口の駅ビル「京王リトナード東府中」。実は、1階で昼食をとりました。

※2023年7月撮影

バス停のある部分から東府中駅北口。手前右の白い建物は交番。

※2023年7月撮影

バス停留場の横にオブジェがあります。

※2023年7月撮影

府中市公共下水道事業完成記念」のモニュメントでした。

※2023年7月撮影

銘板には、以下の様に記されていました。

昭和39年公共下水道事業に着手以来、20年の歳月と、650億円の巨費を投じ総延長470キロメートルに及ぶ菅きょの埋設を終え終末処理場の完成もみることができました。

アーチは下水道構築物のイメージを形にあらわし、7本の大柱列は巨大な事業を象徴し、白色は達成した清潔な環境を表現したものです。

昭和60年3月  府中市長」

昭和60年は、1985年。筆者の実家はお隣の小金井市ですが、小金井市はわずかに早く1981年昭和56年)に下水道が整備されました。下水道の整備で野川を含めた河川の水質が劇的に改善されたことを覚えています。

モニュメントの右横、京王バス東府中駅」から「武蔵小金井駅南口行」に乗って「浅間山公園」に向かいます。

筆者は、学生時代以来、実家から多磨霊園を抜けて「浅間山公園」を何度も散歩をしました。素晴らしい自然の残る都立公園です。

今回は東府中駅からノンビリ歩いて行こうと思っていましたが、異常に高い気温の中、1.5km歩いて、さらに広い公園内を登り降りして帰って来るのは、流石に無理と判断して京王バスに乗って行くことにしました。乗車時間は10分ほど、運賃は180円でした。

バス停からすぐの場所に公園の入口があります。

※2023年7月撮影

今回は夏で樹木が激しく茂っていて、実は見晴らしが良くないので過去の散歩の写真を探しました。

2008年(平成20年)と少し古いのですが、晩冬の3月に撮った写真がありました。「浅間山公園」の樹木は、コナラやクヌギ、シデなどの落葉樹なので冬は寒いですが空がよく見えます。

※2008年3月撮影

浅間山公園」は、何と言っても「ムサシノキスゲ」の唯一の自生地です。

※2023年7月撮影

東京都の案内板の内容を写します。

ムサシノキスゲは、ニッコウキスゲの変種で低所の乾地におりた型である。ユリ科、ワスレナグサ属に分類される多年草で、丘陵地の林下、ときには草地に生育し、花は淡橙黄色で、芳香があり、3~6花を5月上旬から下旬に開く。花は6つにわかれ、花型はニッコウキスゲというよりむしろノカンゾウ型で、葉は細長く初秋には枯れはじめる。

なお、自生地は現在ここ浅間山だけである。〈後略〉東京都

ずいぶん久しぶりの「浅間山公園」です。やっぱり空気は清涼で気持ち良いです。

※2023年7月撮影

クヌギなどが多いので、蝉の声が耳を聾するほどです。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016