長年、ウイグル問題に取り組む有本香氏が監訳!世界ウイグル会議のドルクン・エイサ総裁著『「テロリスト」と呼ばれた男』(翻訳:三浦朝子氏)が11月10日に刊行!彼はなぜ、トルコに脱出し、ドイツに亡命せねばならなかったのか。彼はなぜ、「国際指名手配」となったのか。彼はなぜ、「テロリスト」に認定されたのか。中国の「罠」は世界中に仕掛けられていた――。

「強制収容所」に300万人!

沈黙こそが、ジェノサイドの始まりだ!

「あなたの力を決して過小評価してはいけない。あなたが沈黙を破る日、それが一人のウイグル人の命を救う日となるだろう。100万人が沈黙を破る日、それが100万人のウイグル人の命が救われる日となる。2500万人が沈黙を破り、私たちを支持する日、それが東トルキスタンの2500万人が自由を取り戻す日となる」(「あとがき」より)

【目次】

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【著者略歴】

ドルクン・エイサ

「世界ウイグル会議」総裁。

1967 年、ケリピン県生まれ(ウイグル南部の町)。1984年、新疆大学に入学。1988 年 6月、ウルムチで大規模な学生デモを主導。数カ月間の自宅軟禁の末、大学から追放され、中国政府のブラックリストに。1990年、北京に移り、1992年に食堂を開業。1994年トルコに脱出し、1996年ドイツに亡命。同年 11 月、「世界ウイグル会議」の前身である「世界ウイグル青年会議」を結成した。1997年、中国によりインターポール国際刑事警察機構)を通じて国際指名手配、2003年には「テロリスト」に指定される。2017 年、「世界ウイグル会議」の 3 代目総裁に選出。2018年、長い闘いの末、インターポールの国際指名手配は解除された。2019 年、アメリカ議会で民主主義賞を受賞。

【監訳者略歴】

有本香(ありもと かおり

ジャーナリスト。

1962年生まれ。東京外国語大学卒業。雑誌編集長、上場企業の広報担当を経験したのち独立。現在は国内外の政治をテーマに執筆。著者に『「小池劇場」が日本を滅ぼす』(幻冬舎)、『「日本国紀」の副読本』『「日本国紀」の天皇論』(共著・産経新聞出版)などがある。

【訳者略歴】

三浦朝子(みうら ともこ

青山学院大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。白百合女子大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。米オレゴン州立大学、米イェール大学大学院で学ぶ。

韓国の(株)デイリーNKで北朝鮮の人権・民主化問題と関連する取材、翻訳、通訳に従事。アジアの人権・民主化問題に関する活動に従事。現在、非常勤講師として大学で英語の授業を担当。訳書に『北朝鮮、隠された強制収容所』(共訳・草思社)、『北朝鮮の人権』(共訳・連合出版)。

【書誌情報】

『「テロリスト」と呼ばれた男』

著者:ドルクン・エイサ

監訳:有本香

翻訳:三浦朝子

四六判/256ページ

1870円(税込)

11月10日刊行

出版社:飛鳥新社

配信元企業:株式会社飛鳥新社

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