英王室に関する新たな暴露本で、ヘンリー王子が家族との確執について「忘れる準備ができている」と語ったことが明らかになった。仏誌が掲載した同著の一部抜粋では、王子が家族と和解を試みる意思があることや、メーガン妃が国王の戴冠式に出席しなかった理由などが綴られている。

英王室伝記作家オミッド・スコビーによる新たな暴露本『Endgame(原題)』が現地時間11月28日に出版されることに先立ち、現地メディアが同著の一部を掲載している。

先日、米メディア『People.com』が公開した同著の内容では、2022年9月8日エリザベス女王スコットランドのバルモラル城で崩御した日に起こった、ヘンリー王子とウィリアム王子(当時)の兄弟間の確執が記されていた

そして新たに仏誌『Paris Match』が掲載した同著の一部抜粋によると、ヘンリー王子が家族と和解する可能性について語ったというのだ。

ヘンリー王子は今年1月、英メディア『The Telegraph』の独占インタビューに応じた際、家族に向けて「実際に僕と向かい合って話して欲しかった」と呼びかけ、「僕が本当に望んでいるのは責任説明だ。そして妻への謝罪だ」とメーガン妃に謝ることを要求していた

しかしオミッド氏は新たな暴露本で、ヘンリー王子は家族が自分の思いに賛同してくれるという希望を捨てたと主張している。

同著では、ヘンリー王子が王室離脱後に家族との間で起こった確執について「僕は忘れる準備ができている。謝罪や説明を受けるかって? こうなったら、そんなこと誰も気にしないだろう」と語ったと記されている。

さらにオミッド氏は、ヘンリー王子について「家族と共通の話題を見つけることができていない」と述べ、「特に兄はそのことについて、ヘンリー王子と話すことを断固として拒否している」とウィリアム皇太子を非難した。

そしてこの他にも、王室上級メンバーに対する新たな攻撃を次々と仕掛けている。

ヘンリー王子の親しい友人は、キャサリン皇太子妃について「彼女はメーガン妃といる時間よりも、メーガン妃の噂話をしている時間の方が長かった」と揶揄したという。

また、チャールズ国王は「不人気」、ウィリアム皇太子を「権力に飢えている」と烙印を押し、ヘンリー王子は「自分の家族に裏切られた」と表現されている。

さらにこういった暴露に続き、以下のような点についても主張している。

「メーガン妃がチャールズ国王の戴冠式の出席を断念したのは、王室のメロドラマに再び巻き込まれたくなかったから。」

チャールズ国王がヘンリー王子夫妻をフロッグモア・コテージから追い出した後、王子は父親に『もはやこれ以上、孫には会いたくないのですか』と伝えていた。」

ヘンリー王子夫妻は息子アーチー王子(4)と娘リリベット王女(2)の写真をチャールズ国王に送ることで、家族の近況を知らせている。」

チャールズ国王が75歳の誕生日を迎えた今月14日には、ヘンリー王子夫妻は電話で祝福の言葉を述べ、2人の子ども達によるビデオメッセージを送っていた。これがターニングポイントとなり、夫妻がもし国王からクリスマスの招待状を受け取れば、断らずに英国に帰国し、家族と一緒に過ごすだろうと報じられた

画像2~4枚目は『ITV News 2022年9月10日付X「The Prince and Princess of Wales joined with the Duke and Duchess of Sussex earlier to view tributes outside Windsor Castle」」』『Vancouver Canucks 2023年11月20日付Instagram「Tonight, Prince Harry, The Duke of Sussex, and Meghan, The Duchess of Sussex, joined us at @RogersArena to celebrate the Invictus Games coming to Vancouver and Whistler February 2025!」』『Omid Scobie 2022年11月8日付Instagram「Class is in session」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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