電子タバコ

アメリカ連邦巡回裁判所が、複数の少女を性的搾取した男に対し、禁固刑30年を言い渡した。『Fox 59 News』『Wish TV』などが報じている。

 

■男が少女と性的関係に

2020年10月、インディアナ州在住の男(26)が、SNSアプリのスナップチャットを通じて少女A(14)と出会った。

男は17歳の高校生と偽って少女に接近したが、Aもまた16歳と偽っていた。数日間チャットで連絡を取り合い、2人は実際に会うことに。男は車で迎えに行き、しばらくドライブした後に車内で性行為に及んだという。

のちに互いの実年齢を明かすも、2人は気にすることなく交際を続けたが、その後にAの父親が関係に気付いて警察に通報。男は未成年者に対する性的暴行容疑で逮捕されたものの、保釈金を払って釈放された。

 

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■「電子タバコ」が誘い文句

釈放されてまもなく、男はスナップチャットで新たな「出会い」を求めて、別の少女らに接近していった。13歳から15歳の複数少女に、「電子タバコを売ります」などととメッセージを送信。そのうちの少女Bと2021年12月24日に実際に会うことになった。

男は夜中にBを車で迎えに行き、ドライブイン電子タバコを渡すと、「お金は受け取らないが、その代わりセックスで払ってほしい」と要求したそうだ。

 

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■別の少女2人とも性行為

Bは要求に応じて、そのまま車内で性行為をした。その翌月にも、男はBを同じ誘い文句で呼び出して、やはり性行為に至ったという。

行為中、男はその様子を携帯電話で動画撮影していた。その動画を盾にして、「誰にも言わないように」と口止めを図ったのだ。しかしその一方で、動画を別の少女らにも送信するという蛮行に及んだそうだ。

被害者はBのほかに、もう一人いる。同時期に同様の手口で少女Cを誘い出し、男はCとも性的行為をしたという。事件が発覚したのは、Bの父親が、Bの部屋で電子タバコを発見したときだった。

 

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■性的搾取で有罪判決

父親が電子タバコの入手経路をBに問い詰めたところ、男との関係を明かした模様。それによって父親が警察に通報し、男は未成年者に対する性的暴行の疑いで逮捕された。

複数回の審理を重ね、11月14日に開かれた裁判では、少女らに対する性的搾取で有罪判決、禁固刑30年が男に言い渡された。

判決後に担当検事は、「SNSアプリは安全が保証されたスペースではありません。犯罪者ターゲットを探す場として利用していることもありますから」などと、注意喚起を行った。

少女を性的搾取した男が30年の禁固刑に 電子タバコと引き換えに行為を要求