セルティックは25日、ホームで行われたスコティッシュ・プレミアシップ第14節でマザーウェルと対戦し、1-1のドローに終わった。

インターナショナルブレーク前に行われたアバディーン戦をFW古橋亨梧のゴールなどで6-0と圧勝した首位のセルティック。週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のラツィオ戦を控えるなか、8位のマザーウェル相手にリーグ4連勝を狙った。

この試合では脳震とうの影響で日本代表を辞退した古橋が先発に復帰し、DF岩田智輝はベンチスタート。負傷のFW前田大然とMF旗手怜央は、DF小林友希と共にメンバー外となった。

立ち上がりからボールを握って押し込むセルティックは、開始8分にオライリーの鋭いシュートで最初の決定機を創出。以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開し、古橋やテイラーのシュートでフィニッシュの場面を作り出した。

しかし、時間の経過とともに[5-3-2]の堅固なブロックを構えるアウェイチームの守備に手を焼き始めると、攻めあぐねる状況が続くなかで前半を終えた。

迎えた後半、ロジャーズ監督は中盤のホルムを下げてオ・ヒョンギュを投入し、前線の枚数を増やして早い時間帯のゴールを目指す。

後半も古橋ら前線の選手がプレースペースを消されてチャンスまであと一歩という状況が続くも、64分にはボックス内でオ・ヒョンギュが倒されてPKを獲得。だが、絶好の先制機となったこのPKはキッカーのパルマがGKのファインセーブに阻まれ、痛恨の失敗となった。

この直後にロジャーズ監督は見せ場を欠いた古橋、パルマを下げてターンブル、ジョンストンを同時投入。異なるアプローチでゴールを目指す。相手の疲れもあって終盤にかけてより決定的な場面を作り始めると、86分にはこの試合2度目のPKを獲得。これをキッカーのターンブルが冷静に決め切って待望の先制点を奪った。

この土壇場のゴールであとは逃げ切るだけとなったセルティックだったが、しぶといマザーウェルに直後の同点ゴールを許す。90分、左CKの場面でゴール前の混戦からオビカに押し込まれた。

それでも、10分が加えられたアディショナルタイムを考えれば、十分に勝ち越しのチャンスはあったが、オライリーらのシュートはことごとく枠を外れてしまい、1-1のままタイムアップを迎えた。この結果、リーグ4連勝を逃したセルティックは週明けのラツィオ戦へ弾みを付けることはできなかった。

セルティック 1-1 マザーウェル
セルティック
ターンブル(86分[PK])
マザーウェル】
オビカ(90分)

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