福山雅治が初映画監督を務めた、自身初のライブフィルムとなる映画『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸(さき)わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』が、2024年1月12日よりDolby Cinema(R)ほかで先行公開、1月19日より4週間限定で全国公開されることが決定。メインビジュアル、予告編が解禁、ムビチケカード情報も発表された。

【動画】あの夏の日の少年は、かつてのわたしだった―福山雅治による、ステージの上の自叙伝 映画『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』予告編

 1990年のデビューから歌手活動30年を超えた福山雅治。これまで、20代・30代・40代・50代の各年代でアルバム1位を達成し、男性ソロアーティスト総CD売上歴代No.1の記録を持つなど日本を代表するアーティストの一人だ。デビューから30年を超える今も、精力的に音楽活動を行っているが、その活躍の場は音楽の場にとどまらず、ドラマや映画、ラジオなど多方面でデビューから最前線で活躍し続けている。

 そんな福山が2023年の夏に開催した、「言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023」を、福山自身が監督を務め映画化。

 今回、映画化されるのは、福山とファンにとって、3年半もの間コロナ禍で長く制限されていた声出しが、解除されてから初のライブ。観客から福山へ生で届いた多くの歓声、そしてオーディエンスの熱狂と興奮が会場を埋め尽くし観客一人一人と繋がったあの夏が、新たな映像作品として劇場でよみがえる。

 福山本人が監督を務める本作。ライブの総合演出、映像、音の全てを福山自身が監修。実際のライブを、40台以上のカメラで360°全方位、日本武道館史上初となる、アリーナに観客を入れた状態でのドローン撮影を実施するなどハイクオリティの映像が収録された。さらにDolby Atmos(R)の最高の音響技術を駆使し、細部に至るまで徹底的に拘って理想の音の表現を追求した。本作を制作する上で福山が目指したのは、まるでライブを見ているような擬似体験ではなく、“ライブを超えたライブ”体験。

 今回の映像制作において、自身の脳内にある“理想のライブの音”、“理想のライブ演出、そして映像世界” を追求した究極の“ライブを超えたライブ”を、2023年の最新のテクノロジーを駆使して映画化すること。さらに本作には、映画ならではのストーリー性も盛り込まれており、俳優の柊木陽太が演じる「少年期福山雅治」が作品の鍵を握る。柊木は福山が主演を務めたTBS日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』で自身が演じたキャラクター・皆実広見の少年期を担当している。

 また、随所に故郷長崎で撮影された美しい実景のインサートやCG演出も施され、これらの要素が組み合わさることで、ライブそのものを素材にし、究極の“ライブの理想像”を追求した映画作品が誕生した。

 ビジュアルに描かれるのは、柊木演じる少年期の福山と、2023年現在の福山、そして観客の姿。福山がかつて音楽へと憧れていた少年時代。今、ステージで多くの人へ音楽を届ける福山。そして会場を埋め尽くし、ライブを存分に楽しむ観客。そんな福山が本作に込めた想いが表現されたビジュアルとなっている。

 また、武道館に訪れる少年のシーンからはじまる予告編では、自身の夏曲の代表する一曲「虹」をはじめ、『名探偵コナン ゼロの執行人』主題歌「零 ‐ZERO‐」、さらに、未完成の新曲として初披露されまもなく公開を迎える映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の主題歌「想望」(2023年12月4日デジタルリリース)。

 福山がこれまで生み出してきた数々の楽曲たちをドローン映像や360°映像、さらに福山本人が総合演出を手がけるステージ上の様々なシーンなどが収められており、より一層本作への期待が高まる。

 さらに、ムビチケカード2種(通常版[一般販売デザイン]とファンクラブ版[オフィシャルファンクラブ限定デザイン])の発売も決定。今回のライブの1シーンを切り取った、それぞれ異なるムビチケ限定デザインとなっている。

 12月8日より、通常版は本作が上映される劇場およびオンラインにて販売され、ファンクラブ版は、アーティストオンラインショップ「A!SMART(アスマート)」にて販売される。また、全国公開に先駆け、2024年1月12日~18日まで全国のドルビーシネマほかで実施される先行上映分の座席指定チケットが12月25日から異例の早期発売となることも決定した。

 映画『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』は、2024年1月12日よりDolby Cinema(R)ほかで先行公開、1月19日より4週間限定で全国公開。

 福山のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

福山雅治

 1年ほど前に「そのライブ会場で音を聴いているような音響でライブフィルムを作りませんか?」というお話をいただきました。初めてその提案を聞いた時、正直全然乗り気ではありませんでした。オーディエンスの皆様にとってのライブでの熱狂と興奮は、本物のライブにしかないと思っていたので、わざわざ映画にする意味がどこにあるのだろう?と。

 それでも「どうアウトプットするかは後から決めることにして、まずは最新の機材でライブ映像を収録してみませんか」というスタッフの後押しもありプロジェクトがスタートしました。動き始めた以上、ライブの総合演出を担う自分がこの作品のテーマを考えるのは当然のことです。そこで先ず、日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』で皆実広見の子供時代を演じてくれた俳優の柊木陽太さんに「少年時代の福山」を演じてもらうことを提案しました。そうすることで「少年期の自分が、2023年の自分に逢いに行く」という物語を付加することができました。

 そして「Dolby Atmos」の音響をほぼ完全再現できるスタジオでの作業を行う過程で、やっとこの映画作品を作る意味・意義が自分の中で明確に見えてきました。この作品を通じて届けたいのは、まるでライブ会場にいるかのような擬似体験では無く、「僕の脳内にある“理想のライブの音”、“理想のライブの映像世界”を追求した、究極の“ライブを超えたライブ”」を2023年の最新のテクノロジーによって体験していただくこと。

 本作の本質に辿り着けたこと、そして作品の全責任を担うという意味で、結果的に自らを「監督」とさせていただいております。究極の“ライブの理想像”を追求した映画作品、『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』完成まであと少しのところまで来ています。公開を乞うご期待。

映画『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023』ポスター (C)2024 Amuse Inc.