株式会社Flowverse（東京都中央区、代表取締役：児島弘樹）は、日本催眠学会の学術大会で「VRヒプノセラピーによる不安・うつ症状の改善」という一般演題の発表を行いました。
株式会社Flowverseが独自に開発したVR心理療法「VRリラクゼーション(R)︎」の最新研究報告となります。
■学会の概要
11月12日、高野山・無量光院にて、日本催眠学会の第38回学術大会が開催されました。
日本催眠学会（Japan Institute of Hypnosis）は、催眠とこれに関する諸科学の研究・発展を図り、会員相互の情報交換をおこない、社会に貢献することを目的とする日本学術会議公認の研究団体です。
1984年に設立され、40年近い歴史を誇ります。
学会員は主として、医師・歯科医師・公認心理師・臨床心理士、ヒプノセラピストにより構成されています。
・日本催眠学会 Japan Institute of Hypnosis
■発表の概要
10人のクライアントを対象に、「VRリラクゼーション(R)」のコンテンツ「ニュージーランド デカポ湖（テーマ：心の平安）」（約10分間）を体験してもらい、体験の前後に不安に関する心理検査STAIとうつ症状に関する心理検査SDSを実施しました。
その結果、「状態不安」は10人中10人に数値改善が認められ、「特性不安」は10人中7人に数値改善が認められ、「うつ症状」は10人中10人に数値改善が認められました。
※状態不安とは？
ある特定の時点や場面で感じている不安のことを指します。
ストレスが強いほど、またストレスに長時間さらされているほど、「状態不安」は高まります。
※特性不安とは？
状態不安のように一時的に感じている不安ではなく、その人の性格などに由来する、不安になりやすい傾向のことを指します。
そのため「特性不安」は比較的安定しており、時間による変動が少ないとされています。
※心理検査とは？
心理検査は、一般的な心理テストとは異なり、医師や公認心理師・臨床心理士などの専門家や専門機関しか扱うことができない厳密な検査です。
論文のデータとしても使われます。
■発表の意義と影響
この研究から、VR技術を用いたヒプノセラピーが、不安及びうつ症状改善に寄与する可能性が示唆されました。
また、継続して行うことで、持続的でさらに高い効果が期待できます。
株式会社Flowverseは、今後も「VRリラクゼーション(R)︎」の有効性の検証と開発・普及を進め、多くの人々が心身ともに健康的に日々を過ごせるよう、貢献していくことを目指しています。
-
VRリラクゼーション(R)
「VRリラクゼーション(R)︎」は、VR空間で世界各地の絶景に入り込み、心理療法「ヒプノセラピー」を受けることができるVR心理療法です。
「セラピーを民主化する」をコンセプトに、株式会社Flowverse代表取締役・公認心理師の児島弘樹が監修しました。
・VRリラクゼーション(R)
https://flowverse.jp/service/vr/
※ヒプノセラピーとは？
意図的に催眠状態を作り出し、その状態の特性を活かして、暗示やイメージで意識の変革や構築を行う心理療法です。
代表取締役・公認心理師の児島弘樹は、インストラクター資格を含め、ヒプノセラピーの資格を多数所持。
心理療法のセッション数はのべ3,000人を超えます。
現在、日本催眠学会（※日本学術会議所属）の評議員を務めています。
-
代表取締役 児島 弘樹
リクルートグループで営業職・SEに従事後、心理カウンセラーとして独立。
クライアントは、2,000人以上。
大学で応用物理を専攻していた背景を活かして、VR空間で心理療法を行う「VRセラピー」のテストコンテンツを2019年に制作し、2021年に「VRリラクゼーション(R)」のサービスを開始しました。
良質な心理療法を多くの人たちに提供する「セラピーの民主化」を目指して日々行動しています。
＜コメント＞
学会で発表後、医師・歯科医師の方々から、
「VRリラクゼーション(R)をメンタルクリニックや歯科医院で導入したい」
と多くの反響をいただきました。
今後、医療機関と連携し、さらに研究を進めていきます。
また、企業の福利厚生等でご利用いただけるように、「法人プラン」の提供も予定しています。
「法人プラン」の提供は、もうしばらくお待ちください。
-
株式会社Flowverse 会社概要
ミッション：フローな世界を再構築する
会社名：株式会社Flowverse
所在地：東京都中央区日本橋箱崎町１-２ The Shore 日本橋茅場町 2F
設立：2022年1月
代表取締役：児島 弘樹（公認心理師）
事業内容：VR心理療法の企画制作、心理カウンセリング、教材・講座の企画制作・運営
※「VRリラクゼーション(R)」は、株式会社Flowverseの登録商標です。
配信元企業：株式会社Flowverse
コメント