元イングランド代表DFギャリー・ネヴィル氏が、古巣マンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロガルナチョが決めたオーバーヘッド弾に言及した。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 26日に行われたプレミアリーグ第13節のエヴァートン戦に先発出場したガルナチョは、3分に右サイドからのディオゴ・ダロトのクロスにファーサイドで待っていると、後方に下がりながらジャンプをしてオーバーヘッドシュートを放つ。ジャストミートしたボールはゴール右に吸い込まれ、先制弾を挙げた。なお、チームはその後、2点を追加して3-0で勝利し、マンチェスター・ユナイテッドは今季初のリーグ戦3連勝を飾っている。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、現在は解説者を務めるG・ネヴィル氏は、『スカイスポーツ』のポッドキャストでこのガルナチョの衝撃の一撃に言及。2011年2月に行われたマンチェスター・シティとのマンチェスター・ダービーで元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が決めたオーバーヘッドでのゴールを引き合いに出しながら、ガルナチョのゴールの方が優れているとの見解を明かした。

「オーバーヘッドからのゴールでこれほど素晴らしいゴールは見たことがない。これが最も美しいゴールだった。(オリヴィエ・)ジルーのスコーピオンキックでのゴールも見たことはなかったが、あれはまた別のテクニックだった」

ウェイン・ルーニーマンチェスター・シティ戦で決めた日、私もそこにいた。あれは試合のあの時点で素晴らしいゴールだったが、今日見たものはこれまでに見たことないものだと感じた。私が衝撃を受けたのは、彼がどのように入ってきて、素早く動き、突然空中に身を投げ出さなければならなかったかというところだった」

「解説終了直前に言ったように、私は長い間プロとしてフットボールプレーしてきたが、あんなことはできない。オーバーヘッドのことを話しているのではなく、それをするために空中に上がってあのように当てることを言っている。私なら首の骨が折れてしまうよ!」

「ほとんどの選手はあのやり方を知らないだろう。あれは体操のようなもので、フットボールではない。私がこれまで見た中で最高のオーバーヘッドだった。ルーニーのものはこれに近いけど、私はこっちの方が優れていると思う」

【動画】マンUの19歳FWガルナチョの衝撃オーバーヘッド弾!
G・ネヴィル氏が(左)ガルナチョと(右)ルーニーのオーバーヘッド弾について言及 [写真]=Getty Images