門脇誠

元プロ野球選手で野球解説者高木豊氏が27日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。読売ジャイアンツルーキー門脇誠選手について、その成長ぶりと今後の課題を語った。

 

■「アジアプロ野球チャンピオンシップ」でMVP獲得

門脇選手は2022年のドラフト会議で4巡目指名を受けて巨人に入団。今季は126試合に出場して打率2割6分3厘、3本塁打、21打点をマークした。

今月に行われた「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」に野球日本代表侍ジャパンのメンバーとして出場。韓国との決勝ではタイブレークの延長10回でサヨナラ打を放って日本代表の連覇に貢献。15打数6安打2打点の活躍でMVPに選ばれた。

 

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■「基本が詰まっている」

当初はバッティングが課題だった門脇選手だが、高木氏は「今年の侍見てると、バッティングも成長したなっていうふうに思うしね。これはレギュラーとして来年から出てくるんだろうな」と話す。

守備については「ボールに対しての反応がいい。反射神経がいいていうのがまず1ついい。あとは捕ってからのスローイングがいいよね。強くて正確。これはやっぱり基本がしっかりとしていること。基本が詰まっている」と評価する。

 

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■“第二の鳥谷”に

一方で「ただし、課題といえばステップ。逆シングルっていうのは、一か八かで体の強さでいけるけど、センター寄りの打球って足が邪魔するんだよ。ステップワークっていうのをどういうふうに使うのかっていう。細かいステップワークとか、そういうことさえしっかり習得すれば、一流のショートになるよ」とも。

また、「体が強い。体が強いっていうことは、それだけ練習量をこなせるっていうこと。この代表的な選手が鳥谷なんだよ。いくら練習させてもケガしなかった。いくらやってもへこたれなかった」と、阪神タイガースのショートとして活躍したレジェンド鳥谷敬氏の名前を挙げる。

「第二の鳥谷っていうのが門脇だよ。体が強いっていうのはそれだけで素質なんだよ。体が強いからいくらでも練習できる。まだまだ成長できると思うよ」と期待を寄せていた。

 

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■「楽しみしかない」ファンも期待

高木氏の評価に、ファンからも「準備からケア、体のやわらかさを作り上げた努力、野球に向き合う姿勢があってこその身体の強さのようですね」「とにかく送球の安定感と強さ。誰より上手いとかではなく単純に気持ちがいいです」「来季の巨人ショート門脇。何番に着くのかによるけど楽しみしかない」といったコメントが寄せられている。

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■門脇の成長と課題とは

巨人・門脇誠、今季の成長ぶりと課題を高木豊氏が指摘 “あのレジェンド選手”との共通点も