京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:都村 智史)は、多様な社員が活躍できる環境整備の一環として、新たに、障がい児養育支援制度を2023年12月から、女性特有の健康課題を解決しサポートするプログラム(フェムテック(※))を2024年1月から、それぞれ導入します。



  
当社では、「安全・安心」という価値観を守りつつ、様々な経営課題に取り組むため、「必要な人財」と「あるべき組織」を制定し、その実現のための「人財戦略」を掲げ、各種施策を推進しています。特にライフステージに応じた両立支援や女性活躍推進に向けた取り組みについては、当社の人財戦略において喫緊の課題であると認識し、これまでも様々な取り組みを進めてきました。

今般、両立支援においては、育児の中でも障がいを抱える子を養育する社員への支援策として、多様な子どもたちの発達支援を行う一般社団法人チャイルドフッド・ラボ(所在地:東京都府中市、代表理事:藤原 里美)と連携し、専門家の相談窓口「けいおう育児発達相談室」を開設するとともに、社内外のコミュニティ形成を図ります。さらに、発達支援施設などの療育施設の利用料補助を福利厚生メニューに加えます。また、女性活躍推進においては、今後女性社員割合の増加が見込まれることも踏まえ、女性特有の健康課題への取組みを促進し、より活躍できる環境と風土づくりにむけて、株式会社LIFEM(本社:東京都新宿区、代表取締役:菅原 誠太郎)が提供する働く女性の健康課題改善をサポートする法人向けフェムテックサービス「ルナルナ オフィス」の「月経プログラム」を新たに導入します。なお、鉄道会社における「ルナルナ オフィス」の導入は、当社が初めてとなります。

 社員各人のニーズはますます多様化することが想定され、柔軟な制度設計が求められます。今後も、時流をとらえた課題やニーズを踏まえたうえで、多様な社員が働き甲斐を感じながら活躍することのできる制度の設計、その実効性最大化を図ります。

(※)フェムテック(femtech):
female(女性)と technology(テクノロジー)を掛け合わせた造語。女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決するための製品・サービス

詳細は下記の通りです。


1.障がい児養育支援制度について
  障がいを抱える子を養育する社員への支援策として、以下を実施します。

(1)専門家による相談窓口の設置、社内外のコミュニティ形成支援
1.連携先
一般社団法人チャイルドフッド・ラボ
2.内容
・普段の育児に関する不安や悩みはもちろん、発達障がいなど多様な子どもの育児・発達のことなどを、臨床発達心理士や保育資格、保育・発達支援の専門知識を持つ専門家にいつでも相談できる「けいおう育児発達相談室」を開設し、運営は連携先に委託します。
・LINEを活用したテキスト相談(24時間365日受付)およびZoomによるオンライン相談を利用できるようにします。
・連携先が運営するFacebook上のオンラインサロンにて、発達障がいを含めた多様な子どもたちを育てる社内外のご家族と交流できるようにするほか、子育て情報の共有や、月1回開催される「おしゃべり会」にてサロンメンバーと交流できるようにします。
・連携先の代表理事による発達や育児に役立つ動画を視聴できるようにします。
3.対象社員
中学生以下の子を養育する全社員およびその配偶者
4.実施時期
  2023年12月1日(金)から(予定)

(2)その他社内制度の拡充
1.内容
・社員の福利厚生「カフェテリアプラン」に「発達支援施設や放課後デイサービスなどの療育施設の利用料補助」を追加します。
・保存年次有給休暇(※)の行使条件に「発達支援施設や放課後デイサービスなどの療育施設への送迎、手続き」を追加します。
※保存年次有給休暇制度:付与から2年経過した年次有給休暇を積み立てられる制度(最大50日)

2.実施時期
2023年12月16日(土)から(予定)

2.女性特有の健康課題を解決しサポートするプログラム(フェムテック)について
  20~30代の女性社員を対象とした働く女性の健康課題改善をサポートする法人向けフェムテックサービス『ルナルナ オフィス』の月経プログラムを導入します。
(1)サービス提供元

(2)月経プログラムの内容
1. 女性のカラダ知識セミナー
性別を問わず全社員を対象に、女性のライフスタイルの変化や女性のカラダの仕組み、月経随伴症状などについて 、医師監修のセミナーを実施し、会社全体のリテラシーを高めます。
2. オンライン診療を活用した婦人科受診と低用量ピルの服薬支援
20~30代の女性社員のうち希望者に対し、オンラインでの婦人科診療、およびPMS(月経前症候群)や月経困難症の改善策のひとつである低用量ピルの処方・配送を行い、健康状態とQOL(クオリティ オブ ライフ)の向上を図ります。

(3)実施時期
   ・セミナー実施、プログラム参加者募集:2024年1月8日(月)から(予定)
   ・プログラム開始:2024年3月1日(金)から(予定)



【参考1】当社の人財戦略について
 以下の5つの項目を推進しています。



【参考2】ライフステージに応じた両立支援制度(法定基準以上の制度を抜粋)
 社員が子育て・介護・治療をしながら、仕事へのやりがいや充実感を持って働き続けられるよう、仕事と家庭等との両立支援を推進しており、様々な制度を整備しています。
・コアタイムのないフレックス制度(本社員のみ)
テレワーク制度(一部の現業社員を除く)
サテライトオフィスの設置(京王新宿三丁目ビル、京王調布小島町ビル)
・年次有給休暇の半日単位付与制度
・育児休職の一部有給化(4日+保存年次有給休暇最大50日)
※2023年12月16日から開始
・妻が出産した時の出産休暇の付与(2日)
・育児時間の付与(1歳未満の子を育てる女性社員に対し、1日2回各45分の育児時間  
を付与(有給))
・育児時短勤務(小学校4年生まで)
・病児、病後児保育の利用料補助
・介護休職(被介護者1人につき3回まで、通算して365日以内)
・介護に関する専門家による相談窓口の設置
・保存年次有給休暇行使要件の拡充(介護、子の看護、療育施設への送迎、記念日など)
・再入社制度(育児・介護・配偶者の転勤・がん治療・妊活を理由とした退職の場合)

【参考3】人財に関する目標(KPI)




【参考4】一般社団法人チャイルドフッド・ラボについて
1.法人名 一般社団法人チャイルドフッド・ラボ
2.代表理事 藤原 里美
3.所在地 東京都府中市東芝町1-64-28
4.URL https://www.childhood-labo.link/
5.事業内容 保育士等キャリアアップ研修、保育所等訪問支援事業、各種発達支援研修・資格認証など
6.設立 2017年10月

【参考5】株式会社LIFEMについて
1.法人名 株式会社LIFEM
2.代表取締役 菅原 誠太郎
3.所在地 東京都新宿区西新宿3-20-2
4.URL https://lifem.co.jp/
5.事業内容 フェムテック(femtech)に関するシステム開発・運営事業
6.設立 2022年7月

配信元企業:京王電鉄株式会社

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