武井壮

元陸上選手でタレントの武井壮が27日、公式X(旧・ツイッター)を更新。オリンピック出場を目指さなかった理由についてつづった。

 

■競技歴2年半で優勝

武井は大学時代に十種競技を始め、競技歴わずか2年半で、日本選手権で優勝した。

しかし大学卒業後は陸上を辞め、ゴルフ留学を経てトレーナーとして活動。2000年代前半ごろよりタレント活動を始め、2012年ごろから「百獣の王を目指す男」としてバラエティー番組などで人気を集めるようになった。

 

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■オリンピックを目指したものの…

武井は、「十種競技オリンピックを目指さなかったのはどうして?」と聞かれることに触れ、「目指してましたよ。だけど期間を限定してただけです。大学生のうちに出られたら出ようと思っていたのですが、十種を始めた次の年がオリンピックで、僕が日本一になったのがその翌年で、日本一で五輪標準まではあと250点ぐらいだったけど、もう卒業だったんです」とタイミングが合わなかったことを明かす。

まだ記録を伸ばせる自信があったため、卒業後も競技を続けようとしたものの、「企業からの給料が800万円のオファーが限界で、諦めました」とし、アマチュアスポーツでは収入面やトレーニング施設などの環境面があまり恵まれないことを説明。

「今の時代ならもっと方法があっただろうな、と感じますが、当時の僕にはそれが限界でした」と振り返った。

 

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■亡き兄の遺志を継ぐ

さらに、俳優を目指していた兄が若くして病気で亡くなったことから、兄の遺志を何とか継ぎたいという気持ちがあったこと、兄が自身の進学をあきらめて自身を支えてくれていたことも説明。

「そのためにいつかタレントになるため、テレビで放送の機会の多いスポーツだったゴルフを、日本一の肩書きを活かして特待生などでスタートできれば、と考え、ダンロップの特待生試験を受験して、無償のアメリカ留学特待生になれたことが大きな理由です」ともつづる。

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■現在は「最高のご褒美」

オリンピックに出場していた自分を想像することもあるものの、「別の道を選んで、今はオリンピアン達やプロスポーツのトップ選手達と番組を作ったり、仲間になれたりもしている。何故かオリンピック競技の協会の会長まで経験したし、更にはオリンピックのレポーターやパラリンピックの番組まで担当してる」と、今もオリンピックと縁があることに思いを馳せる。

最後は、「プロ野球コーチをしたり陸上日本代表コーチもした。そして当時始めたゴルフではPGAのティーチングプロの試験にも合格できて、なんだか、山盛りでお得な人生になっている。何よりいまだにたくさんのスポーツを楽しめていることが最高のご褒美だね」と満足げに結んでいる。

 

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■「時代が追いつかなかった」「とてつもない努力」の声

武井の説明に、ファンからは「時代が武井さんに追いつかなかったのですね」「人生を最高に楽しんでいる武井さん素敵です」「すごく考えてとてつもない努力をしてこられた結果ですね」「武井さんの毎日の積み重ねがちゃんとご褒美に変わってますね」といった声が寄せられている。

■オリンピックを目指さなかった理由とは

武井壮、“オリンピックを目指さなかった理由”とは? 「目指してましたよ。だけど…」