サイジニア<6031>のグループ会社で、EC商品検索・レビュー・ハッシュタグ・ECキュレーション・OMOソリューションを開発販売するコマースとCXのリーディングカンパニーであるZETAは11月28日、丸井(本社:東京都中野区)が運営するネット通販『マルイウェブチャネル』にて、リテールメディア広告エンジン「ZETA AD」が導入されたと発表した。3rd Party Cookieの規制決定後、デジタル広告の第三の波として注目されている「リテールメディア」は、メーカー(広告主)にとっては購入検討中のユーザーに対して高精度な広告を配信することができ、リテール(小売事業者)にとってはメーカーとの効率的な販促や広告収入を得ることが可能となる。さらに、ユーザー(消費者)にとっては、求めている情報を適切なタイミングや場所で得ることができるなど、コマースにおけるCXを考える上で重要な存在となっている。メーカー・リテール・ユーザーの3者にとって有益なリテールメディアを実現するマーケティングソリューション「ZETA AD」は、サイト内検索クエリを分析して広告を最適化することでニーズに寄り添った広告掲載を実現することができるツールとして注目度が高まっている。

 丸井は、丸井グループ<8252>の小売事業を担っており、顧客から要望の多い雑貨や飲食をはじめとしたライフスタイル全般に対応するカテゴリーの拡充に向け、独自のSC型の店づくりへの転換をすすめている。この度、同社が運営するネット通販『マルイウェブチャネル』に、ZETAが提供するリテールメディア広告エンジン「ZETA AD」が導入され、検索条件と連動した最適な広告掲載を実現し、ユーザーへより効果的に訴求することが可能になった。

 なお、同サイトではすでにEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、レコメンドエンジン「ZETA RECOMMEND」を活用しており、今後「ZETA AD」との連携によるさらなる相乗効果が期待される。

 たとえば、キーワード・カテゴリ検索などで表示された検索結果ページ上部に、サイト内検索クエリを活用しリアルタイムのニーズに合わせた広告を掲載することが可能になった。また、「ZETA AD」に「ZETA SEARCH」を連携させることで、検索データの即時反映を実現した。瞬間的なデータ反映によって、(1)商品在庫が切れた瞬間に、PR表示枠に該当商品が表示されなくなる、(2)商品の販売開始時刻と同時に、PR表示枠に該当商品が表示されるようになる――などの効果が期待される。

 このように、既に導入していた「ZETA SEARCH」に「ZETA AD」が加わったことによって、ユーザーの利便性向上に寄与するのはもちろんのこと、サイト運営企業にとっても広告掲載に際して商品データの連携が不要となり工数削減に繋がっている。

 「ZETA AD」は「ZETA SEARCH」以外のサイト内検索エンジンにも連携が可能だ。サイジニアグループでは、「サイト内のデータ活用やCookieに対する課題などが必要な場合は、効果的なソリューションを提供できる」としている。

 「ZETA CXシリーズ」はEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」、ECキュレーションエンジン「ZETA BASKET」、OMO・DXソリューション「ZETA CLICK」をはじめとする8つのラインナップで、高度なデータ分析・マッチングの技術によってさらなる良質な購買体験を実現していく。(図版は、『マルイウェブチャネル』に「ZETA AD」が採用されたイメージ。イメージ画像提供:サイジニアグループ)

『マルイウェブチャネル』が「ZETA AD」を新規導入、「ZETA SEARCH」と連携してデータ即時反映も実現