アル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの紳士ぶりが話題を集めている。

アル・ナスルは27日にホームで行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24グループE第5節でペルセポリスと対戦。0-0で5連勝を逃したが、最終節を残して決勝トーナメント進出を決めた。

C・ロナウドはこの試合にももちろん、先発。開始2分にボックス中央で相手のトラップが大きくなったところを突き、ボールの前に身体を入れると、後ろからタックルを受けて倒れ込んだ。

目の前で目視した主審はすかさず笛を吹いて、アル・ナスルにPKを宣告。だが、ペルセポリス陣営が主審に群がるなか、C・ロナウドは右手人差し指を左右に振り、取り消すようアピールした。

結局、VARでファウルに該当するコンタクトが認められず、PKなしの判定に変更。誰よりもゴール欲が強いはずのC・ロナウドだが、自らPK機を返上し、フェアプレーの精神をうかがわせた。