私がリンガーハットで一番好きなメニューは、「鶏白湯(とりぱいたん)つけめん」です。え? ご存じない? それもそのはず、このメニューは東京の一部店舗のみの限定販売メニューなのです。

この「鶏白湯つけめん」、とにかく存在感が薄くて知名度が低い。タブレットで注文する際も「その他」にこそっと写真なしで掲載されていて、存在を知らない人は気づかない日陰者的な扱いとなっており、ファンにはさみしい限り。

この記事がバズって、待望論がSNSで湧き上がり、全国展開されることを夢見て、紹介したいと思います(当記事の最後に実施店舗も掲載しています)。

リンガーハット幻のメニュー鶏白湯つけめんは濃い

「鶏白湯つけめん」は濃厚な鶏白湯スープが魅力です。具材は天ぷら(揚げかまぼこ)に小エビ、ブタバラ、薄切りの紅白かまぼこ、コーンなど。「長崎ちゃんぽん」の野菜なしといった感じ。リンガーハットちゃんぽん皿うどんほど具沢山ではないですが、一般的なつけ麺の具と比べると、ボリュームは決して少なくはありません。

ドロドロの鶏白湯の味付けは濃厚で、スープはまろやかなのですがハッキリとした味です。塩味も強めで、疲れた体に染みます。リンガーハットの長崎ちゃんぽんスープは優しめの味付けなので「リンガーハットちゃんぽんはおいしいけど、ちょっと薄いな」と思っている人にとっては、ドンピシャです。

スープ割りもできるそうなのですが、スープがトロトロで麺とのからみが良いため、いつも食べ切るとほとんどスープが残りません。笑

リンガーハット幻のメニュー鶏白湯つけめんは多い

しかも大盛りが無料です。麺の量は200g・300g・400gから選べるのですが、いずれも価格は同じという腹ペコさんには嬉しい価格設定です。一般的につけ麺は200g前後と言われているので、400gを食べると、ボリューム的にも大満足です。

つけめんの麺は、「つけめんではないけど、いつも食べているちゃんぽんの麺でもないような……?」ということで確認したところ、ちゃんぽんのテイクアウト時に使用している、伸びにくくコシの強いタイプの麺を使用しているそう。太麺なのでしっかり噛んで食べるため、しっかりお腹にたまり、パンチのある食べ応えが楽しめます。

リンガーハット幻のメニュー鶏白湯つけめんは安い

価格も安い。税込630円です。看板メニューの長崎ちゃんぽんは税込720円〜、長崎皿うどんは税込760円〜なので、だいたい100円分安く食べられることになります。

むっちりもちもちの太麺は、とろりとした鶏白湯スープによくからみ、すすると凝縮されたとりの旨味が広がります。柚子胡椒もついてくるので、中盤の味変にチョイとスープに溶かすと、ゆずの香りと、ピリリとした刺激が加わり、ますます食欲がアップして、最後の一口までおいしく食べ切れるのです。

リンガーハットの鶏白湯つけめん提供店舗一覧

2023年11月に取材した時点で、「鶏白湯つけめん」が食べられる店舗は以下となります。ただし、店舗によっては11月末で終了する可能性もあるとのことですので、事前に店舗への確認をおすすめします。

・赤坂見附店
・大森店
・阪急大井町ガーデン店
・JRお茶の水店
新橋駅前店
・TOKYO PREMIUM日比谷シャンテ
・渋谷道玄坂店
・新小岩南口店
亀戸駅前店
・飯田橋東口店
・新宿神楽坂
・新宿東宝ビル店
西新宿
・西池袋店
・中野サンモール店
・町屋サンポップ店
・武蔵小山店

もしご近所にお立ち寄りの際は、ご賞味いただければと思います。安いのに大盛りも選べて、財布に優しいのに、胃袋は満足。この魅力的なメニューの取り扱い店舗が増えることを願わずにはいられません。

(執筆者: 大木奈ハル子)

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