王室に関する新たな暴露本で、チャールズ国王がヘンリー王子について「愚か者」と批判したことが記されているという。同著では、昨年12月にNetflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』が配信された当時の王室内の混乱が綴られているほか、国王が途方もなく優雅な生活を送っているとも主張している。こういった暴露本の内容に対し、王室専門家からは「サセックス公爵夫妻に焦点を絞った見解をしている」と批判の声があがっている。

英王室伝記作家オミッド・スコビー氏による新たな暴露本『Endgame(原題)』が、現地時間11月28日に発売された。

同著の発売前には複数のメディアがその一部を掲載してきたが、現地時間25日には英メディア『The Sun』が新たな引用を公開した。

その内容は、Netflixによるヘンリー王子メーガン妃のドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』に対する、チャールズ国王の反応についてだった。

ヘンリー王子夫妻は2020年9月にNetflixと複数年におよぶ巨額の契約を結び、昨年12月にはその一環として同番組を配信。その中で、夫妻は王室に関する爆弾発言をしていた。

オミッド氏の著書『Endgame』では、同番組が配信された当時の王室内の混乱について「宮殿では皆が頭を抱え、偏頭痛が起きていた」と表現し、「ある側近は、『(この番組が)皆の風向きを変えた』と話した」と説明している。

さらにチャールズ国王は、同番組に対してこのような反応をしたという。

「(彼は)息子について誰にも話して欲しくなかったのに、公然と『あの愚か者』と批判するようになった。」

またヘンリー王子とメーガン妃は、今年2月に放送された米コメディアニメ『サウスパーク』のエピソードでパロディにされたが、同著では、ウィリアム皇太子キャサリン皇太子妃がこのアニメに対して「とても面白い」と感じたと記されている。

ほかにも、チャールズ国王の私生活について「途方もなくラグジュアリーな生活を送る、甘やかされた王族」とオミッド氏は綴っており、その生活ぶりについて次のように主張している。

「少しでも靴紐が擦り切れると、スタッフはすぐにアイロンをかけた新しい靴紐と交換しなければならない。」

「さらに、このような噂もある。チャールズは就寝前の習慣として、歯ブラシ歯磨き粉をきっちり1センチつけてもらうそうだ。驚くべきことに、情報筋はこれを確認した。」

オミッド氏によると、チャールズ国王はスレッドカウント(生地の織り目の密度)が1000のベッドリネンを持って旅行することにこだわっており、リネンは完璧にスチームアイロンを掛けたものでなければいけないそうだ。

こういった同著の内容について、多くの批評家からは批判の声があがっている。

王室コメンテーターマイケル・コール氏は、英TV番組『GB News』にリモート出演した際、「他の批評家は、この作品はすでに出版されたものをまとめたもので、何の魅力もないと言っている」と述べ、こう続けた。

「これは、サセックス公爵夫妻に焦点を絞った見解をしている。彼らには好意的であるが、他の王室メンバーには好意的ではないように書かれているのです。」

画像2枚目は『Netflix US 2022年12月15日付Instagram「HarryMeghan. All episodes are now streaming. Only on Netflix.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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