ビレッジハウス・マネジメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:岩元 龍彦、以下ビレッジハウス)は、滋賀県彦根市にある「ビレッジハウス川瀬」に居住する外国人、日本人を対象とした防災イベントを、2023年11月25日(土)に行いました。本イベントは、災害の多い日本での安心安全な暮らしをサポートすることを目的に、滋賀県では初めて実施したもので、9月に愛知県豊田市で行ったイベントに続き、2023年では2回目の開催となります。
当日は11人が参加し、地震発生時の初動や自宅での備えについて学ぶ講義に加え、地域の工業高校と協力し敷地内に新たに製作した「かまどベンチ」の使い方を学び、かまどで調理した豚汁を試食しました。

地震発生時の初動や自宅での備えを学ぶ参加者
滋賀県地域防災アドバイザーによる講義

滋賀県彦根市にある「ビレッジハウス川瀬」には、57世帯が居住しており、全世帯数の約40%にあたる21世帯37人が外国人、そのうち14世帯30人がブラジル人、ほかにもベトナムペルー、中国、アメリカと、様々な国籍の入居者がいます。

ビレッジハウスには、約80,000世帯の入居者がおり、そのうち15%にあたる約12,000世帯が外国人です。外国人入居者には日本で起こる災害に不安を感じている方も多いことから、ビレッジハウスでは特に外国人入居者の多いエリアで継続的に防災イベントを実施しており、今回は様々な国籍の入居者がいる「ビレッジハウス川瀬」で開催しました。関東大震災から100年の節目となる2023年に、日本特有の災害の知識や避難所生活の情報を提供することで、地震への備えの意識を高め、日本で安心安全に暮らしてほしいとの思いから本イベントの実施を企画しました。

当日は、滋賀県地域防災アドバイザーで防災士の笠原恒夫さんを講師に、参加者は地震発生時の初動の重要性や避難所生活の様子、自宅で使える防災グッズ、多言語での情報収集方法などについて講義を受け、地震発生時に身を守る動作を体験する「シェイクアウト訓練」で、いざという時の備えを学びました。その後は、敷地内に新たに設置したレンガ造りのかまどの使い方を学び、参加者みんなで豚汁を味わいました。

災害時は食事の心配も大きく、いざという時に入居者のみならず、周辺地域にお住まいの方の安心に繋げるため、今回初めてかまどの設置にいたりました。災害時には炊き出し用のかまどとして、普段は座板部分をかまどにつけることでベンチとして使える「かまどベンチ」を「ビレッジハウス川瀬」の敷地内に滋賀県立彦根工業高等学校のご協力のもと7~10月にかけて製作しました。

協力高校より、「かまどベンチ」製作について説明
災害時に備えかまどの使い方を学び、豚汁を試食

イベントに参加したペルー人からは「地震が起こったときには自分自身で身を守り、また、周りのみんなのことも助けなくてはならないと感じた。今は防災対策をしていないので、地震の時にものが動いたり、落ちないようにストッパーを買って家に置きたい」(20代・女性)などの感想がありました。

滋賀県地域防災アドバイザーの笠原さんからは「災害はいつ起こるかわからないため、参加者に日頃から災害に備えることの大切さを伝えた。今回のイベントのように、防災、減災には企業の協力が必要不可欠である。災害時に拠り所となるよう、企業は地域との連携を深めていくことが求められる。また、外国人の方には言葉の壁があるため、避難所での案内など、受け入れる側である私たちが積極的に協力する姿勢が大切だと感じる」とコメントをいただきました。滋賀県立彦根工業高等学校 建設科の清水速人先生からは「生徒たちに教室で学んだことを実践してほしいという想いから、15年前に『かまどベンチ』制作活動を始めた。今後も地域の役に立つよう、この活動を行っていきたい」とコメントをいただき、生徒からは「自分たちの製作したかまどが使用されているところを初めて見た。平時は憩いの場に、いざという時には地域の方々の役に立ってほしい」などの感想がありました。

ビレッジハウスは、低廉な家賃で良質な住宅であるアフォーダブル・ハウジングを提供している民間会社として、よりよい日本の住宅環境を築くと共に、住まいを探す全ての人に寄り添い、入居者の安心で安全な暮らしをサポートしてまいります。

■開催概要

主催:ビレッジハウス・マネジメント株式会社

日時:2023年11月25日(土) 10:00~12:00

実施場所:ビレッジハウス川瀬 集会所および敷地(滋賀県彦根市川瀬馬場町 863)

物件URL:https://www.villagehouse.jp/chintai/kinki/shiga/hikone-shi-252026/kawase-5003/

参加者:ビレッジハウス川瀬に居住する外国人、日本人11人

協力者:滋賀県地域防災アドバイザー 笠原恒夫氏

    滋賀県立彦根工業高等学校 建設科 清水速人教諭、3年生 4人

内容: 1. 講義(10:00~11:00)

    ・家にいるときに地震が発生したら?

    ・今すぐやろう!家での備え

    ・避難することになったら?

    ・地震発生時の初動対応を体験する「シェイクアウト訓練」

    ・滋賀県立彦根工業高等学校より「かまどベンチ」の紹介

   2. 体験(11:10~12:00)

    ・「かまどベンチ」お披露目

    ・かまどの使い方を学び、豚汁を試食

滋賀県立彦根工業高等学校 建設科について

滋賀県立彦根工業高等学校は防災教育・ものづくり体験・社会や地域への貢献・交流を目的に教師の指導のもと、生徒の教育活動の一環として地域へかまどベンチを展開しています。

ビレッジハウスは入居者の安心安全な暮らしを支援するため、災害時に備え滋賀県彦根市の物件「ビレッジハウス川瀬」へのかまど設置を検討し、滋賀県立彦根工業高等学校 建設科にご協力いただき設置が実現しました。

3年生 13人の生徒が、1.測量、掘削・型枠設置(7月14日)、2.コンクリート打設(9月22日)、3.レンガ積み(10月20日)の3回の過程を経て製作しました。

■ビレッジハウスの外国籍入居者の現状

ビレッジハウスには現在、約11,000世帯の外国人が入居しています。個人の新規入居者も2020年4月~2023年3月の新規入居者では、29%が外国籍と年々増加しています。国籍別の割合では、ベトナム人が約61%と半数以上を占め、次いでブラジル人が約9%、ネパールフィリピン、中国、インドネシアと続きます。今後も技能実習や特定技能をはじめ、多くの外国人労働者の受け入れが見込まれます。

ビレッジハウス・マネジメント株式会社について

ビレッジハウス・マネジメント株式会社は、全国47都道府県で1,061物件(2,908棟、106,912戸)※1の賃貸住宅「ビレッジハウス」を運営、管理する国内最大級の賃貸住宅サービス会社です。独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が雇用促進住宅を民間に売却した際に、フォートレスインベストメント・グループが一括取得し「ビレッジハウス」へリブランディング、リノベーションして賃貸住宅として提供を開始しました。住宅を建て替えるのではなく、既存の建物を有効活用、長く使用することで低賃料を実現し、民間会社で唯一、大規模にアフォーダブル・ハウジング※2を提供しています。簡単な事務手続きで、あらゆる世代の単身者、ファミリーの他、外国人や法人の社宅としてもご利用いただけるよう、今後も継続的な供給を維持しながら、よりよい日本の住宅環境を築くことを目指します。

※1 2023年10月1日時点の戸数

※2 中低所得者が収入に応じた適正な家賃負担で入居できる低廉で良質な住宅

2023年10月1日現在、1,041名の従業員を擁し、東京本社に加え全国7支社を展開、入居にかかる募集から受付、審査、物件管理まで自社一貫のサポート体制を整え、法人向けサービスの拡充にも取り組んでいます。また、多言語対応の強化や544名の管理人による物件の巡回で、入居後も安心してお住まいいただけるよう住宅環境の整備も行っています。

■ビレッジハウス・マネジメント株式会社

https://www.villagehouse.jp/

本 社:東京都港区虎ノ門4-3-13ヒューリック神谷町ビル4階

設 立:2016年12月21日

配信元企業:ビレッジハウス・マネジメント株式会社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ