コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、まるでゴーレムとお姫様のようなふたりにキュンキュンが止まらないと話題の人気作品「わたしのゴーレム様」をピックアップ。

【漫画】靴が履けない女の子を助ける幼馴染…最後に明かされる男の子の夢が「泣ける」と話

作者の梅咲しゃきこさんが11月14日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには合わせて9万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、梅咲しゃきこさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。

■まるで「ゴーレムとお姫様」のような幼馴染のふたり

昔、色々あって靴が履けなくなった女の子・めいは、幼馴染の剛にいつも学校まで運んでもらっていた。その姿はまるで「ゴーレムとお姫様」のよう。めいは剛のことが大好きだったが、なかなかこの想いを伝えられずにいた…。

ある日、学校で「早くひとりで歩けるようになってほしい」と剛が言っているのを聞いためいは大きな不安を感じた。実は、半年前から少しずつ靴が履けるようになっていたが、靴が履けるようになったら接点がなくなるかもと思い、このことを話せずにいたのだ。

帰り道、めいは怒られる覚悟で、靴を見せながらこのことを話した。すると、怒られるどころか、「頑張ったんだな」と泣きながら抱きしめてくれた。

その後、めいは剛の夢を教えてもらう。その夢とは「靴が履けるようになったら、手を繋いでデートすること」。これを聞いた瞬間、めいにも同じ夢ができた。

そして、二人はこの夢を一緒に叶えていこうと約束した…。

読者からは「キュン死」「いい話で泣けた」「永遠に幸せでいて欲しい」など、多くのコメントが寄せられている。

■「リアリティのあるものに…」作者・梅咲しゃきこさんが語る創作背景

――「靴が履けない幼馴染を毎日運んであげる話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

きっかけは「裸足姫」という私のアイデアでした。靴を履かない天真爛漫な女の子…という設定だったのですが、靴を履けない理由をもっとリアリティのあるものにしたいと思い、今の形に仕上がりました。

――「幼馴染の二人に癒された」という方が多く見受けられますが、本作を描くうえでこだわった点があればお教えください。

めいちゃんは、このお話の中で「迷惑だと思われているのではないか」と不安を感じています。読者の方にその不安に共感して、めいちゃんと一緒にドキドキハラハラしてほしくて。表情や見せ方にはかなりこだわりがあります。

――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

どれもお気に入りですが、一つ挙げるとすれば公園で誤解を解くシーンです。あそこで剛は「頑張らなくても靴が履けるようになったら、俺とデートしてくれるか?」とめいに伝えるのですが、このセリフは熟考を重ねて辿り着いたものなのでとてもお気に入りです。最初は靴が履けるようになったら、だけだったのですが、「焦らなくていい」と伝わるようにしたくて、このセリフになりました。

――「とても素敵な話!」「めちゃめちゃキュンキュンした」など読者からの大きな反響がありました。コメントを読んだ時のお気持ちをお教え下さい。

本当に嬉しかったです!思っているより「泣いた」という感想が多く驚きました。涙した理由は様々だと思いますが、読んだ方の心深くに何か届いたのであればとても嬉しいです。

――今後の展望や目標をお教えください。

物語に仕掛けを作るのが大好きなので、いつか長編で大きな仕掛けのある作品を作りたいと思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

今後ともみなさまの心に響く作品を作っていきたいと思います。見守っていただけましたら幸いです!

まるでゴーレムとお姫様みたいな幼馴染のふたりが「尊すぎる」と話題/画像提供/梅咲しゃきこさん