俳優の福原遥と俳優の水上恒司が11月28日、都内で行われた映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」完成披露試写会に、共演の伊藤健太郎、嶋崎斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、松坂慶子、成田洋一監督と共に出席。主題歌「想望」を担当する福山雅治がサプライズ登場し、感激している様子を見せた。

【写真】福山雅治のサプライズ登場に驚く水上恒司&福原遥

■映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

本作は、シリーズ累計85万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説の実写化。現代の女子高校生・百合(福原)が目を覚ますと、そこは1945年、戦時中の日本だった。そこで出会った彰(水上)に何度も助けられ恋をするが、彼は特攻隊員で程なく戦地へ飛び立つ運命だった。人を愛すること、大切に思うこと、共に思うこと。今では当たり前のことが許されなかった時代に出会った二人の時を超えた愛が交差するラブストーリーとなっている。

福原遥&水上恒司、福山雅治のサプライズ登場に感激

主題歌を福山が書き下ろしたことについて、福原は「信じられなくて…ずっと信じられないです(笑)」とコメント。そこに福山が花束を持ってサプライズ登場すると、福原らキャスト陣は「えぇ!?」と驚きの声を上げる。

水上は「本当のサプライズですね! 知らなかったですもん!」と声を弾ませ、福山は「すみません、急にお邪魔しまして…」と口にした。

福山は楽曲に関して「作品から導かれるままに曲が、歌詞が出てきたという状態でした」と回顧。出身地が長崎ということもあり、「父や祖父母が原爆というものを体験していました。(自分は)そういう町で生まれ育って、小さい頃から平和教育というものを受けてきた人間」と明かす。

「時代がどんどん変わっていく中で、若いキャストの皆さんがこの作品を表現されていて。皆さんのお芝居、誠実に当時の人間を生きようとしている姿にとても感動したことを覚えています」としみじみ語った。

続けて「素晴らしいことだなと思いました。エンターテインメントという仕事を通じて、若い世代が想像力を働かせてお芝居をすることで、きちんと伝えたいメッセージが作品やエンターテインメントになって届いていくんだということに一番感動したんだと思います」と熱い思いを告白した。

福山が全員と握手して降壇すると、福原は「びっくりしました」と再び驚きを口にし、「まさか会えるなんて。幸せです」と感激していた。

◆取材・文=山田果奈映

※「嶋崎斗亜」のさきは、たつさきが正式表記

映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」完成披露試写会に登壇した水上恒司、福山雅治、福原遥/撮影=山田果奈映