野田サトルによる同名コミックを実写化する映画『ゴールデンカムイ』の主題歌がACIDMANが書き下ろした「輝けるもの」に決定。主題歌入りの最新予告が解禁された。併せて、個性あふれるキャラクタービジュアルも解禁された。

【動画】主題歌はACIDMAN! 山崎賢人主演『ゴールデンカムイ』最新予告

 2014年より「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載を開始し、多くのファンに惜しまれつつも2022年4月に約8年に及ぶ連載を終了した野田サトルによるコミック『ゴールデンカムイ』。明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちによって繰り広げられる、サバイバル・バトルアクションがファンを魅了する本作。「マンガ大賞2016 大賞」(2016)、「手塚治虫文化賞 マンガ大賞」(2018)、「第51回日本漫画家協会賞 大賞」(2022)など、多くの賞を受賞した。

 主人公の元陸軍兵・杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと共に、埋蔵金の在りかが描かれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を求めて旅をする物語は、同じく埋蔵金を狙う大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎や、戊辰戦争で死んだはずの土方歳三なども登場し、歴史ロマン、狩猟、グルメ、アイヌ民族文化など様々な要素が丁寧に織り込まれた比類ない作品として熱烈な支持を獲得。原作漫画は全31巻でシリーズ累計2500万部超(※2023年8月時点)のベストセラーとなっており、2018年4月からはアニメの放送も開始(※現在は、アニメ第4期まで完結)。連載完結記念として2022年4月からスタートしたゴールデンカムイ展も東京を皮切りに現在も全国を巡回しており、連載が終了した今も、幅広く人気を獲得し続けている。

 主題歌は「ゴールデンカムイ」のファンと明言するACIDMANによる、本作のために書き下ろしたオリジナル楽曲「輝けるもの」に決定。大木伸夫(Vo&G)を中心に、“生命”“宇宙”をテーマにした壮大な世界を表現し続けている3ピースロックバンドACIDMAN。精力的に活動を続け昨年は結成25周年、メジャーデビュー20周年イヤーとなる節目を迎え、とどまることなく進化し続けている彼らが手掛けた「輝けるもの」は、『ゴールデンカムイ』の情景がそこに浮かび上がるような、大自然の中で抗いながら命を燃やす人々の生き様を、ロックサウンドに乗せてエモーショナルに歌い上げた楽曲となっている。

 松橋真三プロデューサーは主題歌について、「さまざまな苦難を背負った杉元佐一が、主人公として背負う『重み』が必要であると、ACIDMAN大木さんにお伝えし、作曲をお願いしました」「作っていただいた『輝けるもの』は、激しくて、美しくて、胸が熱くなり、目頭が熱くなる素晴らしい主題歌となりました。物語の最後、熱い情熱と愛を感じながら劇場を後にしてほしいと思います」と話している。

 作詞・作曲を手掛けたACIDMANの大木は「自然と共に生きるアイヌの人々の美しい生き様、土を忘れ欲望を追い求めてしまう僕達の儚い生き様。正しさに揺れながら、迷いながらも強く生き抜く力になる楽曲として、この映画を支えられたら嬉しいです」と、『ゴールデンカムイ』の世界観に寄り添い制作した想いを語った。

 また、主題歌を聴いた主人公の杉元佐一役の山崎賢人は、「それぞれのキャラクターたちの旅、冒険、そして物語がこれからも進んでいくような力強さだったり、切なさだったり、疾走感みたいなものが感じられてすごく素敵な曲だと思いました」とコメント。アシリパ役の山田杏奈は「すごく疾走感がある曲なのに大木さんの声の優しさがとてもいいなと思いました。作品としての力強さにもなっていますし、歌詞の中で『何かを得て、失って、それでも旅は続いていく』というような表現があって、それもすごく、「あぁ、ゴールデンカムイだな」と思いました」と語った。
 
 主題歌を使用、さらに迫力が増した新しい本編映像がふんだんに盛り込まれた最新予告映像も到着。

 北海道に隠されたアイヌの埋蔵金。その謎を解くカギは、24人の脱獄囚に刻まれた刺青―。「試してみるか? 俺が不死身かどうか」と杉元が放つ一言で埋蔵金争奪戦の火蓋が切って落とされる。「刺青人皮(いれずみにんぴ)をどこに隠した?」と鋭い眼球で杉元に迫り寄る鶴見中尉、元新撰組・鬼の副長、土方歳三の華麗な刀さばきといった新カットも続々登場。すさまじい勢いで突進して来るヒグマの迫力、そしてACIDMANの疾走感のある主題歌に乗せて、命がけのサバイバル・バトルが展開されていく。

 クセの強いキャラクターが次々と登場する中で、エゾオオカミの生き残りであるレタラもついにお目見え。そして、「俺は、不死身の杉元だ!」という杉元の台詞には、抱えた想いを言葉に込め、生命力に変えているかのような渾身の叫びを感じるカットに。迫力が増し、公開が待ちきれなくなるような期待高まる予告映像となっている。

 キャラクタービジュアルは、埋蔵金の在りかを示すカギとなる刺青模様が入った黄金の背景に、各キャラクターの特徴をとらえた躍動感のあるポージング、各キャラクターのキャッチコピーを添えた、印象的なビジュアルに。山崎演じる杉元佐一、山田演じるアシリパ、眞栄田郷敦演じる尾形百之助、矢本悠馬演じる白石由竹、工藤阿須加演じる月島基、柳俊太郎演じる二階堂浩平・洋平、大谷亮平演じる谷垣源次郎、勝矢演じる牛山辰馬玉木宏演じる鶴見篤四郎舘ひろし演じる土方歳三の10種。

 そして、本作の公開日2024年1月19日に、IMAXでの同時上映が決定。最新鋭の映像制作技術を最大限に駆使したIMAXは、床から天井、左右の壁から壁まで広がる大スクリーンに映し出される鮮明な映像と、高精度なサウンドで、北海道の広大な大地の豊かさと、生死をかけた迫力のサバイバル・バトルの臨場感を感じることができ、制作陣がこだわり抜いた映画を最高峰のクオリティで余すところなく映画館で体感することができる。

 ゴールデンカムイならではの、北海道の雄大な自然、二〇三高地の決死の戦闘シーンや突如襲い掛かかってくるヒグマとの生存バトル、そして杉元&アシリパVS第七師団VS土方歳三の三つ巴の埋蔵金争奪アクションなど、息をのむ緊迫の大迫力シーンに期待が高まる。

 映画『ゴールデンカムイ』は、2024年1月19日全国公開。

山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
アシリパの「リ」は小文字が正式表記
※レタラの「ラ」は小文字が正式表記

 ACIDMAN、山崎、山田、プロデューサーコメント全文は以下の通り。


<コメント全文>

■主題歌アーティスト:ACIDMAN

このお話を頂いたのは、とあるライブ出演の20分前。

大好きな漫画の実写化の主題歌というお話だったので大興奮!

すぐにイメージが沸き、(オソマのフリをして、、、)トイレに駆け込み、一気にボイスメモにアイデアを吹き込みました。

自然と共に生きるアイヌの人々の美しい生き様、土を忘れ欲望を追い求めてしまう僕達の儚い生き様。

正しさに揺れながら、迷いながらも強く生き抜く力になる楽曲として、この映画を支えられたら嬉しいです。

あらゆる一瞬の明滅の命が、「輝けるもの」になりますように。



大木伸夫(ACIDMAN)


山崎賢人杉元佐一役)

 今回、映画のために書き下ろしてくださったということで、本当に「ゴールデンカムイ」にピッタリな歌詞でした。そして、エンドロールで流れた時の、それぞれのキャラクターたちの旅、冒険、そして物語がこれからも進んでいくような力強さだったり、切なさだったり、疾走感みたいなものが感じられてすごく素敵な曲だと思いました。

山田杏奈アシリパ役)

 はじめて楽曲を聞いた時に、すごく疾走感がある曲なのに大木さんの声の優しさがとてもいいなと思いました。作品としての力強さにもなっていますし、歌詞の中で『何かを得て、失って、それでも旅は続いていく』というような表現があって、それもすごく、「あぁ、ゴールデンカムイだな」と、じんわりと、いいなと思いました。

■松橋真三プロデューサー

 本作は、皆に楽しんでもらえるエンターテイメント大作ですが、冒頭、日露戦争二〇三高地の激戦から始まります。

 さまざまな苦難を背負った杉元佐一が、主人公として背負う「重み」が必要であると、ACIDMAN大木さんにお伝えし、作曲をお願いしました。甘いだけではない人生を歩んできた、いろいろ背負って生き抜いてきた大人のアーティストでないと作れないような歌を希望しますと無茶なお願いをしました。

 作っていただいた「輝けるもの」は、激しくて、美しくて、胸が熱くなり、目頭が熱くなる素晴らしい主題歌となりました。物語の最後、熱い情熱と愛を感じながら劇場を後にしてほしいと思います。お楽しみに!

映画『ゴールデンカムイ』キャラクタービジュアル (C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会