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機動舟艇を「自衛隊海上輸送群」に配備へ

防衛省自衛隊は、2024年度予算の概算要求に盛り込んだ「機動舟艇」の設計作業に着手します。陸上自衛隊 中央会計隊は2023年11月、「機動舟艇の設計基礎資料の作成」業務を一般競争入札で公示しました。今後、設計作業が本格化すると見られます。

現在自衛隊が保有する大型輸送艦おおすみ型の3隻のみとなっており、本土から離れた南西諸島方面へ地上部隊を展開させる場合は数が不足します。

また、おおすみ型や防衛省がチャーターしているフェリー「はくおう」「ナッチャンWorld」は大型のため、小規模な港湾への輸送任務には適していません。

防衛省は、南西諸島方面への機動展開能力を向上させるべく、「自衛隊海上輸送群(仮称)」を新編する予定。この部隊は、海上自衛隊陸上自衛隊といった各自衛隊の垣根を取り払った共同部隊となる見通しです。

ここに配備されるのが「機動舟艇」で、船舶の運用は先述の共同部隊である海上輸送群が担当し、陸上自衛官などが操艦することになります。

2024年度予算の概算要求には、「機動舟艇」3隻の整備費用として173億円が計上されています。

海上自衛隊の輸送挺1号。基準排水量420トンで、物資など約25トンを運搬できる(画像:海上自衛隊)。