12月29日(金) 公開の映画『サンクスギビング』の本編映像が公開された。

ホラー界の鬼才イーライ・ロス監督が約10年ぶりに本格ホラーに挑み、「これ以上の映画は撮れない。思い残すことはない」と断言する本作。感謝祭(=サンクスギビング)発祥の地であるマサチューセッツ州プリマスの人々は、1年に1度の祝祭に沸き立っていたが、突如ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。その後もひとり、またひとりと住民たちが消えていき、彼らは皆、調理器具を凶器に感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した残酷なやり方で殺害されていた。

街中が恐怖のどん底に突き落とされる中、地元の高校の仲良しグループのジェシカたちは、謎の殺人鬼ジョン・カーヴァーを名乗るインスタグラムの投稿にタグ付けされたことに気づく。そこには豪華な食卓が用意され、自分たちの名札が意味深に配されていた――。

本日11月29日(水) の“いい肉の日”にちなみ公開となったのは、殺人鬼のジョン・カーヴァーが最初の食材である“ターゲット”を調達する本編映像。とあるダイナーの閉店後、仕事を終えた女性が突如背後から襲われ殺人鬼の餌食に。水がたまったシンクに女性の上半身を突っ込むや否や、冷凍倉庫を開けてずぶ濡れの女性の体を扉の内側に思いきり押し当てる。

キンキンに凍ったドアにベッタリとくっ付いた女性。悲鳴を上げて逃げようとするたびに、ドアに貼りついた頬や指の肉がペリペリと剝がれそうな生々しい音が響き、思わず目をつぶりたくなるような内容となっている。

また、本作が「R18+」に指定されることが決定。ロス監督は本作について「殺戮について、どうすれば自分たちを凌駕できるかと考える。自分たちだけではなく、他のどの映画も超えなければならない。最高の殺しをすることは、私たちにとって名誉なこと。ホラー映画を作るたびに、偉大なホラー作品に殿堂入りするチャンスが生まれる。そのチャンスを逃す手はない。ゆえに、すべての殺戮において、我々は傑作を生み出そうとするのだ」と、ホラー映画との真剣な向き合い方を語っている。

さらに、「自分が“ううっ”となる感覚を持たなければならない……。私は映画の残虐シーンに対して、非常に高い耐性を持っている。もし、そのシーンが私自身を動揺させるのであれば、それは観客に効果的なのだ」と、残虐な描写へのこだわりも明かしている。

サンクスギビング』本編映像

<作品情報>
サンクスギビング

12月29日(金) 公開

公式サイト:
https://www.thanksgiving-movie.jp

映画『サンクスギビング』