権利、罰、言葉、性別、宇宙、神―――私たちを哲学の旅にいざなう、世界的ベストセラー『父が息子に語る壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』が11月29日ダイヤモンド社より発売となります。

スコット・ハーショヴィッツ:著 御立 英史:訳『父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』 ダイヤモンド社:刊

「なぜウソをついてはいけないの?」「どうして毎日次の日がやってくるの?」幼い子どもは、大人が当たり前だとやり過ごしているさまざまなことに疑問を持ちます。このような哲学的な質問攻めに、うまく答えられなかった経験がある大人は多いのではないでしょうか。

誰しも子どもの頃には、たしかに同じような疑問を抱き、答えを探そうと哲学をしていました。しかし、幼い哲学者だった私たちは大人になるにつれ自然と考えることをやめていくことがほとんどです。

本書は、そんな“元”哲学者の大人たちにもう一度考える面白さを取り戻させる、新しい視点の哲学書です。哲学教授である父が、二人の息子たちとの会話をきっかけに、日常に潜むさまざまな謎をやさしく解き明かしていきます。

扱うテーマは権利や罰といった道徳的なものから、性とジェンダーの違い、また宇宙や神の存在についてといった壮大なものまで幅広く、この1冊で哲学の重要事項を一気に網羅することができます。トロッコ問題メアリーの部屋、テセウスの船など、教養として知っておきたい数々の思考実験も詳しく解説されています。

▶ どうすれば「知っている」と言える?

▶ 「目には目を」って本当に平等?

▶ 「神さま」って何者?本当にいるの?

▶ いちばん大きな数ってなに?

AI時代の到来で、ますます「自分の頭で考えること」の重要性が高まり、ビジネスパーソンのあいだでも、「考えること」の本質を問う「哲学」がブームとなっています。著者のスコット・ハーショヴィッツ氏は、息子レックスの言葉を借り、「哲学は『考える技術』だ」と語ります。本書の投げかける「哲学の問い」をきっかけに、読者はさまざまな見解に思いをめぐらせ、哲学を楽しむとともに、「考える技術」を身につけることができます。

■目次

Introduction 考える技術

第1部 道徳を理解する

Chapter 1   権利 「わがまま」を言う権利はないのか?

Chapter 2   復讐 「やられたらやり返す」は平等か?

Chapter 3  罰  「おしおき」は哲学的に正当か?

Chapter 4  権威 親は子どもに命令できるか?

Chapter 5  言葉 言ってはいけない言葉は言ってはいけないか?

第2部 自分を理解する

Chapter 6  男女 性、ジェンダー、スポーツを考える

Chapter 7  差別 ほかの人がやったのに、責任を取らなきゃいけない?

第3部 世界を理解する

Chapter 8  知識 この世界は本当に現実か?

Chapter 9  真実 ついていいウソと悪いウソはあるか?

Chapter 10  心 赤ちゃんであるとはどういうことか?

Chapter 11  無限 宇宙が無限なら人間の価値は?

Chapter 12  神 「神さま」はいるの?いないの?

最後に 哲学者の育て方

■著者プロフィール: スコット・ハーショヴィッツ(Scott Hershovitz

Photo (C)️ Rex and Hank Hershovitz

ミシガン大学の法学および哲学教授。また、同大学で「法と倫理プログラム」ディレクターを務める。ジョージア大学で哲学と政治学の学士号を取得、イェール大学ロースクールで法務博士号を取得、ローズ奨学生としてオックスフォード大学で哲学博士号を取得。連邦最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの法務書記官を務めた経験を持つ。主要な学術雑誌に法律と道徳に関する記事を多数発表。妻と二人の子どもとともに米国ミシガン州アナーバー在住。

■訳者プロフィール:御立英史(みたち・えいじ)

翻訳者。訳書に、ヨハン・ガルトゥング『日本人のための平和論』、トーマス・グリタ他『GE帝国盛衰史』(ともにダイヤモンド社)、ブライアン・カプラン他『国境を開こう!――移民の倫理と経済学』(あけび書房)、ロナルド・J・サイダー『聖書の経済学』『イエスは戦争について何を教えたか』(ともにあおぞら書房)などがある。

■『父が息子に語る 壮大かつ圧倒的に面白い哲学の書』

著者:スコット・ハーショヴィッツ(Scott Hershovitz

定価:2,420円(税込)

発売日:2023年11月29日

発行:ダイヤモンド

判型:四六判並製・600頁

https://www.amazon.co.jp/dp/4478109907/

※リリース内の画像・写真は、本書籍に関わる報道を目的とした使用に限ります。

配信元企業:株式会社ダイヤモンド

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ