日本最高峰の古典文学ともいえる「源氏物語」。その知られざる秘話をユーモラスに紹介する『やばい源氏物語』が、2023年11月29日ポプラ社より刊行。

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先日メインビジュアルも公開された2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ吉高由里子が演じる主人公・紫式部は、千年以上前に『源氏物語』という名作を書いた。それは当時の人々からすると【異端】といえるほど、革命的なものだった。

物語の舞台に当時の心霊スポットや墓を設定したり、悪役でないブスをヒロインにしたり、貧乏や病気をリアルに描写したり……。

本書では、その革新的な点を「〇〇がやばい」と様々な角度からユーモラスに紹介。『源氏物語』の知られざる魅力を存分に綴った一冊。

これを読めば、『源氏物語』が何倍も楽しめること間違いなし。来年の大河ドラマを見る目も変わるかも!

  • 「ブス」「嫉妬」「ヘンタイ」「毒親」…【目次】から伝わってくるヤバさ!

第1章 設定がやばい……「史実」をベースに綴られた「大河ドラマ」 

とことんリアリティを追求/『源氏物語』は大河ドラマである……など

第2章 ブスがやばい……ブスが三人、主人公の妻や恋人に! 

悪役だった『源氏物語』以前のブス/『源氏物語』のブスが革命的な理由……など

第3章 モデルがやばい……実在した天皇や嫂まで! 

存命中の僧侶を含め、リアル・モデルがたくさん/嫂はスケベな老女・源典侍のモデルにされて辞表提出?

第4章 舞台がやばい……心霊スポットや墓域で物語が展開! 

源氏の邸宅は当時の心霊スポットがモデル/八の宮邸に棲みついていた物の怪……など

第5章 生き霊がやばい……日本初の生き霊物語! 

源氏物語』はホラーである/憑依する側の心理を描いた初の物語……など

第6章 嫉妬がやばい……物の怪と化した六条御息所だけじゃない! 

源氏物語』の一大テーマは「嫉妬」/「嫉妬は抑えてはいけない」という教訓……など

第7章 病気がやばい……『源氏物語』は病気大全! 

「生身の体」を描く作者の真骨頂/精神的ストレスで病んだり死んだり……など

第8章 貧乏がやばい……これでもかと描かれる経済事情 

源氏物語』の描くリアルな貧乏/生活のため女主人に男をあてがう女房たち……など

第9章 リアリティがやばい……キャラクターと連動する身体描写 

平安中期に飛躍する身体描写/玉の輿に乗る女、男に翻弄される女、理想の女の体格とは……など

第10章 恋愛観がやばい……まともな手順をふんだ結婚がない! 

レイプだらけの『源氏物語』/徹底的に描かれる被害者の苦悩……など

第11章 年上がやばい……十九歳の源氏がアラ還女と! 

源氏物語』の正妻は年上だらけ/十代でアラ還女とつき合う主人公……など

第12章 ヘンタイやばい……猫を女の身代わりに! 亡き女の人形を作りたい! 

源氏物語』のヘンタイさ/セックスレスがやばい 草食男・薫の正体……など

第13章 身代わりがやばい……かけがえのない人なんていない? 

なぜ「容姿の似た女」に萌えるのか/なぜこんなに「身代わりの女」が多いのか……など

第14 章 毒親がやばい……娘の人生で野望達成! 

源氏物語』にも「毒親」はいる/浮舟の生きづらさ……など

第15章 少子がやばい……未来の家族観まで先取り? 

源氏の妻や恋人は、現代日本以上の少子/『源氏物語』の結婚拒否志向……など

第16章 ラストがやばい……尻切れトンボと言われるラストの謎 

源氏物語』のラスト/未完か、完結か/紫式部の言いたかったこと

第17章 読者がやばい……一条天皇藤原道長藤原公任! 

源氏物語』の「メイキング」を記録/インフルエンサーを利用したPR……など

  • 【著者プロフィール】

大塚ひかり(おおつか・ひかり

1961年生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。『ブス論』、個人全訳『源氏物語』全六巻、『女系図でみる驚きの日本史』『毒親の日本史』『くそじじいとくそばばあの日本史』『くそじじいとくそばばあの日本史 長生きは成功のもと』『ヤバいBL日本史』『嫉妬と階級の『源氏物語』』など著書多数。

  • 書誌情報

やばい源氏物語

著者:大塚ひかり

発売年月:2023年11月
定価:979円(10%税込)
書誌ページ:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8201249.html
Amazonページ: https://amzn.to/3SYXMD4

配信元企業:株式会社ポプラ社

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