大谷はロジャース・センターで通算OPS1.139を記録しており、相性がいい(C)Getty Images

 今季も異次元の活躍を披露した大谷翔平エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった二刀流スターだが、その去就に現地では大きな注目が集まっている。

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 ドジャースカブスジャイアンツなど多くの球団が大谷の獲得に乗り出すと見られ、大争奪戦となっている。そんな中、米記者はある球団が移籍先候補に浮上していると言及している。米スポーツ専門局『ESPN』のアルデン・ゴンサレス記者は記事を配信し、「ブルージェイズが移籍先として有力になるかもしれない」と報じたのだ。

 ゴンザレス記者は記事内で「オオタニの考えに詳しいある関係者」が「より重要かもしれない要素、それは球場と、プレーする上での快適さだ」と語ったことを明かした。これまでの現地報道では大谷が温暖な気候の場所を好むことから、地理的な条件が最も重要だという声が多かった。しかし、同記者は大谷の新たな移籍先条件として「球場」を挙げた。

 また、関係者の話から同記者は「ジャイアンツのような、打者にとって非常に難しい球場でプレーするチームは、スーパースターの才能を加えたいという願望とは関係なく、彼を獲得できる可能性は低い」と記載し、ジャイアンツへ移籍する可能性は低いという見解を示した。ジャイアンツの本拠地オラクル・パークは左打者にとって不利な球場と言われている。

 一方で、「ブルージェイズが、有力な移籍先と見られているのはそのためかもしれない」と言及。その理由に、大谷がブルージェイズの本拠地ロジャース・センターで通算OPS1.139を記録しており、相性がいいことを挙げた。

 ここにきて「球場」という新たな要素が浮上。ドジャースが移籍先最有力候補とする声が多いが、大争奪戦の中でブルージェイズが”ダークホース”になるかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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