令和も6年目に突入する現代。しかし今、なぜか「さすまた」に再注目・再評価が寄せられている。

Amazonで興味半分に「さすまた」を調べた人も少なくないと思うが、ネット上ではその検索結果に驚きの声が上がっているをご存知だろうか。

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■「現代の猪八戒」爆誕

26日夜、東京・御徒町のジュエリー問屋街の貴金属店で強盗事件が発生した。その際に男性ガードマンが「さすまた」で犯人グループを撃退しており、インパクト満載な絵面はネット上で大きな話題に。

まるで体の一部であるかのようにさすまたを操る勇姿は人々の目に焼きつき、いつしか「現代の猪八戒」「さすまたニキ」といった敬称が生まれることになった。

なおSirabee取材チームの調査によると、同じく東京・秋葉原の護身グッズ専門店「アキバガレージ」では、一部の護身商品の売れ行きに変化が見られたという。

 

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■「さすまた」で検索したはずなのに…

本件を受けてさすまたに興味を抱いても、実際に購入するかは別問題。

しかし、興味本位で「値段の相場」くらいは調べてみたくなる…というのが人の性である。さらに現代人にはAmazonという、絶好の相棒が存在するのだ。

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そこでAmazonにて「さすまた」を調べてみると、思わず「こんなにバリエーションあるのかよ」と驚くほど、多種多様なさすまたが出現。しかし画面をスクロールすると、なぜか「サスペンダー」商品がヒットしていることに気づく。一体、これはどういうことなのか…。

 

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■「あの英雄も使用したモデル…?」

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ここで一度、さすまたニキの服装を思い出してほしい。そう、さすまたを手にした彼はサスペンダーを着用していたのだ。

こちらの事実に気づいたXユーザーからは「同時購入者が多いのか」「冬コミのコスプレ用だろ」「年末の忘年会でコスプレするやつ出てきそう」「あの英雄も使用したモデル…?」「この組み合わせは最高すぎる」といった声が多数上がっていた。

さすまた」と「サスペンダー」のどちらにも「さす」が含まれているため、こちらの共通項が原因なのでは…とも考えられる。そこで「サスペリア」「サスペンス」「サステナブル」といったワード群を検索してみたが、いずれも「サスペンダー」はヒットしなかった。

そのため、やはり「さすまた」と「サスペンダー」が密接な関係にあると考えられるのだ。

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しかし当然ながら、さすまたサスペンダーを手に入れたからといって、誰もがさすまたニキになれるワケではない。入手後も、決して危険な使い方はしないよう、肝に銘じておこう。

 

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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