若い頃はスポーツマンで仕事もばりばり頑張っていた男性が、仕事を辞めた頃から異常に体重が増え始め、高血圧に苦しむように。それでも前向きだった男性が亡くなったことを、『The Mirror』など海外メディアが伝えた。
■死亡した肥満男性
17日、ロシア・チュメニ州アルミゾンスコエで暮らしていたレオニード・アンドレーエフさん(60)が、自宅で遺体となって発見された。
肥満に悩み、約280キロにもなっていたレオニードさん。ここ5年は人里離れた家から出ることができず、ソファに座った状態で暮らしていたと伝えられた。
レオニードさんは心臓発作を起こして死亡したとみられているが、亡くなる数日前まで「頑張って痩せたい」と友人らに語っていた。
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■減量に意欲も
レオニードさんは死亡する前日には地元メディアの取材にも応じ、「痩せて新生活を始めたい」「街にあるアパートに引っ越す予定なんだ」と話していた。
過去にも何度かダイエットに挑戦していたらしく、「ほんの少しだけど体重を落とす努力はしたんだ」「食べる量を減らして、小麦粉製品も食べ過ぎないようにしていたのさ」ともコメントしていたという。
また最近では、昼食を軽めのスープ1杯に置き換え頑張っていたというが、痩せはしなかった。
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■痩せていた過去
かつてのレオニードさんはスポーツマンで、体重は約70キロ。農場を経営し、猟に熱心に取り組んだ時期もあった。
だが軍関係の仕事を辞めた頃、レオニードさんは予想もしていなかった異変に気づいた。体重が一気に増え始めたのだ。
その頃についてメディアに語ったレオニードさんは、「わずか3ヶ月で約107キロになってしまった」と回顧。病院に行ったところ、「代謝異常」と診断された。
その後もどんどん太り自由を失い、家にあるソファに座ってテレビを見るだけの隠遁生活を開始。親切な隣人らが家の掃除や管理を引き受けてくれたが、レオニードさんの私生活は満たされたものとは言えなかった。
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■高血圧で救急車を呼んだ日も
レオニードさんの体調はどんどん悪くなり、血圧も上昇。驚くほど高くなったため、慌てて救急車を呼んだこともあった。
医師に「少なくとも50キロほど減量しなさい」「そうすれば普通に生活できるようになるからね」と助言されたこともあり、減量に前向きだったレオニードさんだが、それが実現する前に命を落としてしまった。
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