私たちがいま本当に学ぶべきもののひとつと言っても過言ではない「ジェンダー」と「セクシュアリティ」について、とても分かりやすく学べる一冊『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』が、辰巳出版(本社:東京都文京区、代表取締役社長:廣瀬和二)より、2023年12月1日に発売されます。

  • 内容紹介

本書は、2012年の開始以来、毎年300人以上の学生が受講する明治大学文学部の『ジェンダー論』の講義録を基に執筆されたジェンダー&セクシュアリティ論の入門書です。

現代社会において、自らの「性」と社会的な「性」の仕組みについて真剣に考えることは、もはや、すべての人々にとって避けて通ることのできない切実かつ今日的な課題です。

LGBTQ+、同性婚トランスジェンダー、ジェンダー・アイデンティティ…といった最近よく耳にする言葉についても分かりやすく解説していき、さらに性的マイノリティとして社会を生き抜いてきた著者が、実際に体験してきたこと、考えてきたことも多く反映された一冊となっています。

◆第2講 ジェンダーを考える/身体構造の性差にジェンダーが付与される
◆第4講 「性」の4要素論/生物学的性にあるさまざまな要素
◆第5講 「性」の多層構造論/人間の「性」は三層構造をなしている
◆第6講 「性」の多様性論/「同性婚」実現に向けての動き

  • 主な内容

◎性別二元社会の仕組みを知る

◎明治~昭和戦前期の政治家や軍人が髭を蓄えていたわけ

◎「ジェンダーをする」という考え方

◎身体構造の性差にジェンダーが付与される

◎なぜ日本は「女子差別撤廃条約」を批准できなかったのか

◎いまだに存在する「見えない壁」や「ガラスの天井」

◎「ホモソーシャル」な関係を志向する男性たち

◎歴史的に見て特異な存在、専業主婦

◎「女性の乳房は大きいほどエロい」という認識はいつ生まれたのか

江戸時代の男は、うなじに興奮していた?

◎性規範の「サムライ(侍)ゼーション」

◎本当の足フェチは「足だけ」を求める

◎欧米には存在しない「痴漢」という概念

◎人の身体は女性が基本「イブ原理」

◎インターセックス(性分化疾患)とはなんなのか

◎ジェンダー・アイデンティティの正しい訳語は、性同一性

◎人間の「性」は三層構造をなしている

◎死語に近い「性同一性障害」という言葉を使い続ける日本

◎「LGBT」という言葉はいつ頃から使われるようになったのか

◎新しく生まれた言葉「SOGI」「SOGIE」

◎「LGBTは13人に1人」というのは本当か?

◎同性パートナーシップ制度の現状

トランスジェンダーとは何か

◎性別移行と生殖権

◎「Xジェンダー」とは何か  

ほか

  • 【目次】

◆第1講 「性」を考えることの意味

◆第2講 ジェンダーを考える

◆第3講 セクシュアリティを考える

◆第4講 「性」の4要素論

◆第5講 「性」の多層構造論

◆第6講 「性」の多様性論

◆第7講 日本初のトランスジェンダーの大学教員として

  • 著者プロフィール

三橋順子(みつはし・じゅんこ)

1955 年、埼玉県秩父市生まれ、Trans-woman。性社会文化史研究者。明治大学文学部非常勤講師。専門はジェンダー&セクシュアリティの歴史研究、とりわけ、性別越境、買売春(「赤線」)など。

著書に『女装と日本人』(講談社現代新書、2008 年)、『新宿「性なる街」の歴史地理』(朝日選書、2018年)、『歴史の中の多様な「性」―日本とアジア 変幻するセクシュアリティ』(岩波書店、2022 年)がある。

主な論文に「LGBT と法律 ―日本における性別移行法をめぐる諸問題―」(『LGBT をめぐる法と社会』日本加除出版、2019 年)、「「LGBT」史研究と史資料」(『ジェンダー分析で学ぶ 女性史入門』岩波書店、2021 年)など。

  • 商品概要

書名:これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門
定価:1,760円(本体1,600円+税)
体裁:四六判/256ページ(オール1C)
ISBN:978-4-7778-2948-4
発売日:2023年12月1日
発行:辰巳出版

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  • 刊行記念イベント開催!

本書の刊行を記念し、12月18日(月)にジュンク堂書店池袋本店において、以下のイベントを開催します。

◎『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』刊行記念 「ジェンダーとセクシュアリティの視点から《文化人類学》を捉え直す」

三橋順子×奥野克巳(文化人類学者)
2023年12月18日(月)19:30~21:00

◎イベント情報詳細
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-231218

  • これからの時代を生き抜くための“入門”シリーズについて

2020年9月発売の『これからの時代を生き抜くための生物学入門』(五箇公一著)を皮切りに、2022年6月には第二弾『これからの時代を生き抜くための文化人類学入門』(奥野克巳著)を刊行。どちらも重版が掛かり、好評をいただいています。

今回の『これからの時代を生き抜くためのジェンダー&セクシュアリティ論入門』は、その第三弾となります。

現代社会を生き抜くためのヒントがちりばめられたシリーズでもあり、今後も続刊を予定しています。

配信元企業:辰巳出版株式会社

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