アサヒグループジャパン株式会社(本社 東京、社長 濱田賢司)は再生可能エネルギーの活用を推進するため、アサヒビール茨城工場(所在地 茨城県守谷市)と吹田工場(所在地 大阪府吹田市)へPPAモデルによる太陽光発電設備を導入し、11月下旬から本格的に稼働します。両工場内に太陽光発電設備を設置することで、アサヒビールの全工場における再生可能エネルギーの使用率は約38%に向上します。工場内で発電することで工場内における再生可能エネルギーの使用率向上を図るとともに、電力の安定的な供給に取り組みます。

■茨城工場の太陽光発電設備について

茨城工場内にある倉庫の屋上などに太陽光パネルを4,820枚設置します。総パネル設置範囲面積は12,600平方メートル、発電見込み量は3,041MWh/年、発電設備パネル容量は2,651kWです。これまで茨城工場では、2019年に太陽光発電設備を導入していることに加え、電力会社を通じて再生可能エネルギー発電所などで発電された環境価値(トラッキング付非化石証書※1など)が付与された電力を購入していました。今回の設備導入により、茨城工場内の太陽光による発電見込み量は増え、これまで同工場が外部から調達していた再エネ電力の約45%に相当します。

吹田工場太陽光発電設備ついて

 吹田工場内にある製造施設屋上に太陽光パネルを2,410枚設置します。総パネル設置範囲面積は11,166平方メートル、発電見込み量は1,638MWh/年、発電設備パネル容量は約1,315kWです。これまで吹田工場では、電力会社を通じて再生可能エネルギー発電所などで発電された環境価値(トラッキング付非化石証書など)が付与された電力を購入していました。今回の設備導入により、吹田工場内の太陽光による発電見込み量は、これまで同工場が外部から調達していた再エネ電力の約16%に相当します。

 PPAモデルとは“Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデル”の略で、PPA事業者が事業者の敷地内に太陽光発電設備を無償で設置し、発電した電力を事業者が購入するビジネスモデルです。PPAモデルを採用することで事業者は設備における初期投資や設備の維持・管理の負担がないというメリットがあります。アサヒビールは2022年に初めて、アサヒビール名古屋工場にPPAモデルの太陽光発電設備を導入しました。またアサヒ飲料明石工場では、アサヒ飲料初となるPPAモデルの太陽光発電設備を導入し、本年4月から稼働しました。今後も各工場において同モデルでの太陽光発電設備の設置拡大を検討していきます。

 アサヒグループでは、グループ理念“Asahi Group Philosophy”の行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げています。アサヒグループの国内工場では、2021年から購入電力の再生可能エネルギーへの切り替えを進めており、本年4月に国内全31工場※2で購入電力の再エネ化100%を達成しました。今後も、アサヒグループは「サステナビリティと経営の統合」を目指し、グローバルな推進体制の構築や目標設定によって、グループ全体でサステナビリティを推進していきます。

※1 太陽光などの非化石電源により発電された電気について、非化石電源由来であることの価値を証書の形にしたもので、電源種や発電所所在地などのトラッキング情報が付与されています。

※2 アサヒビール株式会社:北海道・福島・茨城・吹田・名古屋・博多工場、ニッカウヰスキー株式会社:北海道・弘前・仙台・栃木・柏・西宮・門司工場・さつま司蒸溜蔵、アサヒ飲料株式会社:北陸・群馬・富士山・富士吉田・明石・六甲・岡山工場、アサヒグループ食品株式会社:茨城・栃木さくら・栃木小金井・大阪・岡山工場、和光食品工業株式会社、日本エフディ株式会社、アササヒビールモルト株式会社:小金井・野洲工場、アサヒバイオサイクル株式会社:群馬工場

配信元企業:アサヒグループホールディングス株式会社

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