劇団昴は2023年12月2日(土)~10日(日)、東京・座・高円寺1にてチャールズ・ディケンズ原作のクリスマス・キャロルを上演する(脚色:ジョン・モーティマー、訳:石川麻衣、台本・演出:菊池 准 [演劇企画JOKO])。

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

クリスマス・キャロル』は、19世紀英国の文豪チャールズ・ディケンズ(1812~1870)がクリスマスをテーマに編んだ5つの物語「クリスマス・ブックス」の一作目として誕生。クリスマスの物語としては最も有名な作品のひとつで、「オリバーツイスト」等と共にディケンズを世界的に知らしめた作品でもある。

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴では1991年に本邦初演、以来配役を変えながらこの作品を上演し続けてきた。最後に上演した2010年から11年経過した2021年、再び『クリスマス・キャロル』の上演を座・高円寺との提携公演という形で再開。今年2023年は、1991年より長年この作品に携わってきた菊池准による台本と演出、そして劇団でも7代目スクルージ(主人公)となる宮本充の魅力あふれる舞台が届けられる。

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

【STORY】
クリスマス・イブの夜、けちで頑固、偏屈な老人スクルージは死んだ同僚のマーレイの幽霊、過去・現在・未来のクリスマスの霊たちに導かれ、時空を超えて不思議な時間を過ごす。彼がそこに見たものは孤独だった少年時代、温かな家族の営み、そして未来に待つ怖ろしい光景。すべての時間が過ぎた朝、スクルージの心にあたたかな光が差し込む。

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

PROFILE

●菊池准 [きくちじゅん]/台本・演出
(財)現代演劇協会・劇団昴を経て現在、演劇企画JOKOに所属。菊池と言えば『アルジャーノンに花束を』脚色と演出が最初に挙げられるが、今回演出する『クリスマス・キャロル』も1991年本邦初演以来長年携わっている。近年の主な作品に、『空騒ぎ』『三人姉妹』『ゴンザーゴ殺し』(この作品で平成15年度朝日舞台芸術賞受賞)『八月の鯨』(以上劇団昴/演出)、『宮澤賢治 宛名のない手紙』『羅城門』(以上昴/脚本・演出)、『クリスマス・キャロル』『罪と罰』『嘆きの天使』(以上劇団昴/脚色・演出)など。他に『ボールは高く雲に入り』(俳優座劇場/翻案・演出)『もし、終電に乗り遅れたら・・・』(俳優座劇場/演出)、『ミラクル』『見上げてごらん夜の星を』『月の雫』(以上オールスタッフ/演出)、『ハンナのかばん』『聖の青春』(以上劇団コーロ/演出)、『山彦ものがたり』(山彦の会/演出)、『クリスマス・キャロル』(T-Project/演出)、など多数。また今年も12月に劇団仲間の『森は生きている』の演出を控えている。

宮本充 [みやもとみつる]/エベニーザ・スクルージ
1986年より劇団昴に所属。主な出演作品『ロミオとジュリエット』『怒りの葡萄』『汚れた手』『評決』など。アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(中川圭一役)、またエイドリアン・ブロディ、イーサン・ホークの洋画吹き替えなどでも活躍。野球、囲碁、絵画など多趣味で知られる。

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)

劇団昴『クリスマス・キャロル』前回公演舞台写真 (写真撮影:梅原渉)