金曜ロードショーにて、12月22日(金)に『ホーム・アローン』(90)が放送されることが決定した。

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家族旅行に置いてけぼりにされてしまったケビン少年(マコーレー・カルキン)。その家に泥棒たちがやってきてしまうが、いたずらの天才であるケビンが、あの手この手の仕掛けでピンチを切り抜けていく姿を描いた、クリスマス映画の金字塔である本作。『ホーム・アローン』が公開された当時、全米では『ロッキー5 最後のドラマ』(90)や『ゴッドファーザーPARTIII』(90)など、人気映画が多数公開されていた。しかし『ホーム・アローン』はそれを上回る大ヒットに。いまだに色あせることのないクリスマス映画として、いまに至るまで愛され続けている。

本作でメガホンを取ったのは、のちに「ハリー・ポッター」シリーズを監督することとなるクリスコロンバス。24歳の時に『グレムリン』(84)の脚本を書き、製作総指揮のスピルバーグが「驚異の天才」と絶賛。翌年、スピルバーグのもとでアドベンチャー映画『グーニーズ』(85)の脚本を務めると、その後、監督として『ホーム・アローン』、『ホーム・アローン2』(92)、『ミセス・ダウト』(94)と次々にコメディー映画を大ヒットさせた。

ハリー・ポッターと賢者の石』(01)では“監督オーディション”で見事に監督の座を射止めたコロンバス監督。その際「いままで監督や脚本家をやってきたのは、すべてハリー・ポッターのための準備期間だった」と発言するほどだったという。コロンバス監督は、子役の魅力を十二分に引きだす才能にかけては右に出るものがいないのではないか?とも言われている。映画の撮影現場で、テンションが上がりっぱなしの子どもたちに怒ることも無く、いつも“ふむふむ”と話を聞いてあげるというエピソードも。『ホーム・アローン』などで培った経験により、「ハリーポッター」シリーズを始め、子どもの才能が存分に引きだされた名作が生みだされているようだ。

また本日12月1日(金)、ハリウッドの有名な観光地ともなっている、ハリウッドスターたちの名前が掘られた星形のプレートが並ぶ歩道「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」に、本作で主演を務めたカルキンが星を刻むことが決定。カルキンの魅力が存分に詰まった『ホーム・アローン』を、ぜひ家族と大笑いしながら楽しんでほしい。

文/サンクレイオ翼

クリスマスに欠かせない傑作コメディ『ホーム・アローン』金ローで12月22日に放送決定!/[c] 1990 Twentieth Century Fox Film Corporation.