12月3日(日)放送「噂の!東京マガジン」(毎週日曜昼1:00-1:54、BS-TBS)内、「噂のあの人」のコーナーでは、東京から高知・大川村に移住した5人家族に密着。教員の職を捨て、人口約360人の過疎化が進む村で、移住者を増やす活動をしている柳生さん夫妻(ともに34歳)を、清水国明が現地で取材した。

【写真】生活感のある家屋で柳生さん夫妻に話を聞く清水国明

■“テレビの週刊誌”がコンセプトの長寿番組

「噂の!東京マガジン」は、1989年10月1日に放送を開始。31年半にわたってTBSで放送してきた長寿番組で、2021年4月からBS-TBSに引越しをして2年が経過した。

同番組では、身近に起こっているさまざまな問題を出演者が直接取材する「噂の現場」や、街行く人々が楽しく料理に挑戦し、プロの料理人にコツを教わる「やって!TRY」などに加え、今年8月20日からは、一人の人物に密着する新コーナー「噂のあの人」もスタート。「なぜここにやってきたのか?」「ここで何をやりたいのか?」を探り、町の問題を浮き彫りにしていく。

■憧れの田舎暮らしへ…リベンジを決断した家族に密着

妻・麻衣さんは「地域おこし協力隊」として大川村の空き家を調査し、夫・明良さんの仕事は空き家を改修工事して住めるようにすること。さらに、「小さな村で暮らす」というタイトルのYouTubeチャンネルも開設し、移住生活の様子を動画で発信して、大川村をPRしている。

柳生さん一家は以前、愛媛・新居浜市に移住し、失敗した経験がある。価値観の違いなどで、地元の人たちとすれ違いがあったのだが、明良さんは当時を振り返り「自分のやりたいことを実現するには、信頼という土台を作っておく必要があった」と反省の思いを語った。

そのときの移住生活は上手くいかなかったが、大川村を紹介して、移住の再チャレンジを後押ししてくれたのは、新居浜市の人々。夫妻が移住生活のリベンジを決断した、そのモチベーションは何だったのか。

一方、大川村の村長にも、現在の村の状況や柳生さんたちの印象について取材。さらに家族ぐるみの移住生活で、子どもたちはどんな目で親を見ているのか…リアルな声を聞いた。今回、実際に取材をしてきた清水は「田舎暮らしに必要なのは、本心でのふれあい。赤裸々な本音での付き合いだと感じた」と番組の中でコメントした。

12月3日の「噂の!東京マガジン」では3回目となる「噂のあの人」を放送/ (C)BS-TBS