アメリカで、閉鎖中の刑務所に侵入した男3人が逮捕された。『KSDK News』『Daily Caller News』などが伝えている。
■刑務所に侵入した男3人
11月16日夜、ミズーリ州警察セントルイス署が「男3人が刑務所に侵入したが、出られなくなった」と、救助要請の連絡を受けた。
連絡は委託警備会社経由だったが、警備会社には男らから直接「助けてくれ」と連絡が入ったという。通報のあった刑務所は、約1年半前から閉鎖されている場所だが、施設はそのまま残されている。
通報を受けて警察官らが現場に駆け付けたところ、官房の中に閉じ込められている男3人を発見した。
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■窃盗容疑などで男らが逮捕
捜査関係者によると、男らは自ら官房の中に入って、入り口のドアを閉めた模様。しかしオートロックだったことで、中に閉じ込められてしまったようだ。
駆け付けた警察官が男らを官房から出した後、不法侵入、窃盗罪、器物損壊罪など複数の容疑で逮捕した。
男らの認否は伝えられていないが、近日中に裁判が開かれる予定だという。
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■劣悪な環境だった刑務所
男らの忍び込んだ刑務所は約6年前の2017年11月13日に、受刑者6人が水漏れや下水の臭いをはじめ、虫やねずみの繁殖など「非人道的な環境」での生活を強いられたと訴えた。そして同刑務所の閉鎖と損害賠償を求めて、セントルイス市を提訴していた。
訴訟は係属中のようだが、約1年半前の2022年5月から刑務所は閉鎖。現在は施設利用方法をめぐり、市長らが話し合いを続けている。候補としては、レクリエーション施設、または美術館などの案が挙がっているという。
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■男らの行動に呆れ声
男らが逮捕されたニュースが報道されると、ネット上では「自ら袋のネズミになる間抜けな男3人」「そのまま閉じ込めておけばいい。どうせ刑務所に行くのだから」「官房の中にわざわざ入ろうとする意味がわからない。アホだな」といった呆れ声が集まった。
他にも、「閉鎖中の刑務所に金目のものなどあるはずない。汚そうな刑務所で、いったい何を盗もうとしたのか」「本当に盗み目的？ 単に肝試しで忍び込んだとしか思えない」などど、男らの行動に疑問の声もあがった。
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