シンドラーのリスト』(93)をはじめ、近年では『フェイブルマンズ』(22)などを手がけたスティーブン・スピルバーグの名作をミュージカルとしてリメイクした『カラーパープル』の公開日が2024年2月9日(金)に決定。あわせて特報映像、場面写真が解禁となった。

【写真を見る】ハリー・ベイリー演じる妹と姉が「離れ離れになっても、姉妹の心はひとつ」と誓い合うシーンから特報はスタート

いまやアカデミー賞の常連とも言える巨匠が初めてシリアスな作品に挑戦した『カラーパープル』(85)。スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、マイケル・ジャクソンなどをプロデュースし、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが本作の製作総指揮を務め、ブリッツ・バザウレ監督のメガホンでリメイクとなった。黒人の世界をきちんと描いていないという声や、賞狙いで撮影したという声があがり、無冠に終わったが、作品自体はあまりに素晴らしかったことから、アカデミー賞10部門11ノミネートをはたしていたオリジナル版。父に虐待され10代にして望まぬ結婚をさせられた主人公セリーが、最愛の妹と生き別れ、不遇な日々を送るなかでも不屈の精神で人生を変えていく物語が描かれる。

この度解禁された特報映像は、『リトル・マーメイド』(23)のハリー・ベイリー演じる妹と姉が「離れ離れになっても、姉妹の心はひとつ」と誓い合うシーンから始まる。そして、グラミー賞受賞歴を誇るファンティジア・バリーノ演じる大人になった姉セリーの魂を振りしぼるような歌声が響く。続く映像では、アカデミー賞とグラミー賞受賞のH.E.R.をはじめ、未来を信じて何度でも立ち上がる女性たちの姿が映しだされていく。力強いミュージカルシーンと、華やかな夢のシーンから、女性たちの不屈の魂と強さを感じさせられる予告映像となっている。

型破りな生き方の女性たちとの出会いと絆はどのような感動を呼び起こすのだろうか?本作の公開を楽しみに待ちたい。

文/鈴木レイヤ

スティーブン・スピルバーグの名作をミュージカルとしてリメイクした『カラーパープル』公開日が決定/[c]2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.