スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めるミュージカル映画『Color Purple（原題）』が、邦題を『カラーパープル』として2024年2月9日より公開されることが決定。振りしぼる歌声が魂を揺さぶる特報と場面写真が解禁された。
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『シンドラーのリスト』をはじめ、近年では『フェイブルマンズ』など、数々の感動作を世に送り出し、賞レースを沸かせてきたスティーヴン・スピルバーグ。そんな巨匠が初めてシリアスな作品に挑戦した映画が『カラーパープル』（1985）だ。公開当時は黒人の世界をきちんと描いていないという声や、賞狙いで撮影したという声があがり、賞レースでは無冠に終わったが、作品自体は評価が高く、第58回アカデミー賞（R）で10部門11ノミネートを果たした。
本作は、その“衝撃の名作”をミュージカルとしてスクリーンによみがえらせた意欲作。父に虐待され10代にして望まぬ結婚をさせられた主人公セリーが、最愛の妹と生き別れ、不遇な日々を送る中でも不屈の精神で人生を変えていく物語。型破りな生き方の女性たちとの出会いと絆によって、自分の価値に目覚め、自らが輝く場所を見つけていく。逆境にあっても未来を信じる女性たちの姿、その絆と歌声が魂を揺さぶる、今こそ世界に必要な《希望》に満ちた力強いミュージカルとなっている。
原作はアリス・ウォーカーがピュリッツァー賞を受賞した同名小説。その受賞40周年となる今、リメイクが実現した。製作総指揮は、スピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、マイケル・ジャクソンなどをプロデュースし、オリジナル版でアカデミー賞作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズ。豪華な製作陣のもと、新鋭ブリッツ・バザウレが監督を務めた。
この度解禁された予告編は、『リトル・マーメイド』のハリー・ベイリー演じる妹と姉が「離れ離れになっても、姉妹の心はひとつ」と誓い合うシーンから始まる。そして、グラミー賞受賞のファンティジア・バリーノ演じる、大人になった姉セリーの魂を振りしぼるような歌声が響く。続く映像では、アカデミー賞とグラミー賞を受賞したH.E.R.らが演じる、未来を信じて何度でも立ち上がる女性たちの姿が。その合間には力強いミュージカルシーンと、華やかな夢のシーンも挿入され、女性たちの不屈の魂と、どんな逆境にも負けない強さを感じさせ、魂を揺さぶる予告映像に仕上がっている。
映画『カラーパープル』は、2024年2月9日より全国公開。
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