ベンフィカアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアカタールワールドカップ(W杯)でのFWリオネル・メッシの様子を振り返った。スペインマルカ』や『ムンド・デポルティボ』が伝えた。

レアル・マドリーパリ・サンジェルマン(PSG)といったビッグクラブで活躍してきた傍ら、アルゼンチン代表にも長らく貢献しているディ・マリア。昨秋に行われたカタールW杯では36年ぶり3度目となる制覇を味わった。

この大会を振り返ったディ・マリアは同僚のメッシがグループステージ最終節のポーランド代表戦で見せていた強気な姿勢に言及。試合中と後のFWロベルト・レヴァンドフスキへの態度が全く違うことも話題となった中、メッシが意図的に対立していたことに気づいていたと明かした。

「僕も気づいたし、あなたも気づいただろう。僕の祖母も気づいていた…」

「こういったことは、時々彼の心の中に表れるんだ。誰かが彼のことについて話した時、彼はメモに(言いたいことを)書いて投げつけたり、ピッチ上でそれを言ったりする」

「彼はそんな感じで話すんだ。普通のことだと思う。時々彼を尊敬しない人や、彼が史上最高の選手であることに気づいていない人もいるけど、彼には何も言うべきではない。最終的には興奮させてしまい、もっと悪いことになる」

また、メッシの性格が目に見えて変わったタイミングもあったようで、アルゼンチン代表として初めてタイトルを手にしたコパ・アメリカ2021が転機だったとディ・マリアは語っている。

「2021年のコパ・アメリカですでにメッシは別の男だった」

「彼は別のキャラクターを持ち始めていた。それは彼が元々持っていたものだったが、あまりそれを見せてはいなかった。あの大会の後、彼は黙ったままではなくなった」