田中将は投手陣の中では年長者の部類だった(C)CoCoKARAnext

 楽天田中将大投手が12月1日、自身のX(旧Twitter)を更新。球団が安楽智大投手のハラスメント問題を調査し、自由契約としたことを受け報道について初めて言及し、「自分もチームの年長者として、意識が甘かった」と謝罪した。

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 安楽をめぐっては、11月25日に複数の若手選手がハラスメント行為を球団に訴えたと報じられ、表面化。「アホ、バカ」などの罵声を浴びせる、ロッカールームで下半身を露出させる、罰金を徴収するなど、厳しい内容が伝えられた。球団調査の結果、11月30日に会見を行った森井誠之球団社長は、報じられたパワーハラスメントに関して「ほぼ事実」と認めた。球団側は直接的な被害を受けたのは10人、見聞きしたのは40人と公表。本人にも聴取し、自由契約とした。

 安楽をめぐっては、ハラスメントが常態化していたことも明らかになっている。監督、コーチ、先輩選手も含め、注意できる人物はいなかったのかとチームの管理体制も問われている。

 Xに更新された田中のコメント全文は以下の通り。

「この度は皆様にご心配をおかけし、申し訳ございません。ハラスメントは許されないことです。球団のみならず、自分もチームの年長者として、もっと後輩たちの様子に気を配り、気軽に相談され、問題があれば率先して注意すべきであった、意識が甘かったと反省しています。

今回の問題については各選手と球団がしっかり話をしていると聞いていますが、自分としてはもう一度チーム一丸となってペナントレースを戦っていくことのできるよう、また、ファンの皆さんに安心して応援していただくことのできるよう、できる限りの力を尽くしていく覚悟です」

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

楽天・田中将大が安楽ハラスメント問題に初言及「意識が甘かった」と謝罪も