ホラー界の鬼才イーライ・ロス監督による最新作『サンクスギビング』の続編製作が決定した。2025年の感謝祭シーズンでの公開を目指す。

【動画】イーライ・ロス監督自ら、大興奮で発表! 『サンクスギビング』続編製作発表動画

 クエンティン・タランティーノ監督とロバートロドリゲス監督がタッグを組んだ伝説のホラー映画グラインドハウス』。2007年に公開された同作は、映画本編2本と実在しない映画の予告編5本で構成されていたが、その中で上映されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編『感謝祭(Thanksgiving)』が、ロス監督自らの手で長編映画化された。

 感謝祭(=サンクスギビング)発祥の地マサチューセッツ州プリマス。年に一度の祝祭に沸き立つ人々だったが、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。その後もひとり、またひとりと消えてゆく住民たち。彼らは皆、調理器具を凶器に、感謝祭の食卓に並ぶご馳走に模した残酷なやり方で殺害されていた。

 街中が恐怖のどん底に突き落とされるなか、地元の高校の仲良しグループのジェシカたちは、ジョン・カーヴァーを名乗る謎のインスタグラムの投稿にタグ付けされたことに気づく。そこには豪華な食卓が用意され、自分たちの名札が意味深に配されていた…。

 先日、18歳以上のみが鑑賞できる「R18+」に認定されたことが発表された本作。日本での公開が待たれるなか、先駆けて公開された世界各地の反応は上々。興行収入もうなぎ上りで、低予算の製作費ながらも、公開2週目の『マーベルズ』と同等の興行収入1000万ドルを超えるなど大ヒット中だ。米批評サイト「ロッテントマト」でも、83%フレッシュという高評価を獲得している。

 そんな全米大ヒットを受けて、早くも本作の続編製作が決定した。イーライ・ロス監督もこの吉報を自らのSNSで発表し、「嬉しいお知らせです! ソニー・ピクチャーズから連絡があって、続編が決まりました! 『サンクスギビング2』を作ります! 絶対に良い脚本を書きあげます。自分たちが作ったものを超えるつもりです」と大興奮。

 続けて、「ホラーファンの輪を広げましょう! 殺人鬼ジョン・カーヴァー再びです。とにかく皆さんに感謝です。シリーズを作ることが夢でした。ありがとうございます!!」と世界中のファンへの感謝の言葉を語った。続編は、2025年の感謝祭シーズンでの公開を目指して製作されるという。

 映画『サンクスギビング』は、12月29日より全国公開。

映画『サンクスギビング』ポスター