お笑いコンビ・EXITの兼近大樹(32歳)が、11月30日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。学校の“内申書”について「一発勝負の学力テスト以外の評価は必要」と語った。

番組はこの日、学校の“内申書”に注目。内申書をめぐっては、SNS上で「素行を測る材料として存在意義がある」「学校崩壊を防ぐ機能がある」と賛成する意見と、「教師の主観で決められることは問題」「子どもと保護者を支配するシステム」と批判的な声もあり、論争が繰り広げられている。

番組MCを務めるEXITのりんたろー。は「僕は、行きたい学校があったし、そこで叶えたい夢があったので、『先生の一存によって、夢への道を妨げられてたまるか!』という一心で、学校では先生の評価を常に気にしていた」とした上で、「これは今の芸能界での生活も同じ。みんなに内申書のようなものがあり、それによってキャスティングされている。活躍するとそれが評価されて他の仕事が決まる。人生は他人から評価されることの繰り返しなのでは?」とコメント。

一方で、相方の兼近は「内申書を気にしたことがない」とした上で、「僕が内申書を受け取る側だったら、“どんな先生が評価しているのか”も気になる。教師の評価も一緒に欲しい」と提案した。

フリーアナウンサーの柴田阿弥は「人間が評価する以上、内申書は完全に公平なものではない。内申書を受け取る側は『いち参考に過ぎない』と踏まえて欲しい」と主張。その上で、「“陽キャ”ばかりが内申書で優遇されるイメージがある。私は勉強がすごくできたのに、めちゃくちゃ暗くて先生に好かれていなかったから成績で三角を付けられたことがある。『学校は陽キャのものなのか』と絶望したけど、その後で中学デビューした(笑)」と話した。

また、中学3年生の1学期に内申書を意識した行動をとった生徒が、76%もいたという調査を紹介。具体的な行動として、「校則を守った」「欠席しないようにした」「真面目に掃除した」などが伝えられると、ラッパーの呂布カルマは「ほとんどの生徒が良いことをしているのであれば、内申書はあった方が良いんじゃない?」とコメント。兼近も「真面目な子が評価されるために、一発勝負の学力テストだけではなく、内申書があって良いと思った」とコメントした。