■最も印象に残ったニュースは「戦争」、WBC優勝・阪神優勝・大谷選手など「野球」も席巻
■流行語は「ひき肉です」「なぁぜなぁぜ?」 ユーチューバーやTikTok発の言葉が初のランクイン
■なりたい職業「ユーチューバー」4年連続1位、将来のため「英語」「プログラミング」を勉強したい

 株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)が提供する、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、2023年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施しました。 

 本調査は、2020年にスタートして、今年で4回目を迎えます。2023年の調査では、「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生の会員を対象に2023年11月10日~26日に実施し、18,802人(女子12,859人/男子4,728人/性別無回答・その他1,215人)から回答を得ました。各ランキングからは、日常生活が戻って身近な人々とのコミュニケーションの機会が増えたり、好きなことを楽しんだり、将来に向けて希望を持ちながら日々を送る様子が伝わってきます。本調査結果を分析し、以下にランキングとともに発表します。

 「進研ゼミ小学講座」は、今回の調査結果からも浮かび上がる小学生の生活や意識の変化に常に寄り添い続け、一人ひとりの「前向きにチャレンジする気持ち」を大切にした教材・指導サービスで、小学生の学習・生活習慣と、学力・学習意欲の向上を今後も支援してまいります。

■「憧れの人」ランキング:スポーツ選手として初めて「大谷翔平選手」がトップ10入り

Q:キミの憧れの人は誰かな?(自由回答)

 2020年の調査開始以来、初めてスポーツ選手として「大谷翔平選手」がトップ10に入りました。WBCで日本代表を優勝へと導いた姿や、史上初の2度目の満票でのア・リーグMVPの受賞など、小学生が活躍を目にする機会が多かったのではないでしょうか。憧れの理由として、メジャーリーグで日本人初のホームラン王となったことや二刀流での活躍への賛辞のほか「野球だけじゃなくて対応までもやさしいし、みんなのヒーローだから」「たくさんの人に勇気や感動を与えているから」といった、人柄に憧れる声が多く見られました。

 また、アニメの登場人物の中では「推しの子」の「星野アイ」が、最も多くの票数を獲得しました。歌やダンスのうまさ、「可愛くてポジティブで明るくてアイドルの才能があるところ」「他の人のことも大切にしているところ」などが憧れの理由として多くあげられていました。

小学生の「憧れの人」が活躍するジャンルは、スポーツやアニメ、YouTubeなど多岐にわたっていますが、憧れる理由として寄せられた声からはいずれも、パフォーマンスだけではなく、そのバックグラウンドや人柄に憧れる様子が多く見てとれます。

■流行語ランキング:「ひき肉です」が大差をつけて1位、TikTok発の言葉が初めてランクイン

Q:今年一番流行った言葉は?(自由回答)

 1位は、現役中学生によるユーチューバーグループの「ちょんまげ小僧」のメンバーである「ひき肉」さんの挨拶でした。昨年1位の 「それってあなたの感想ですよね?」をはじめ、TOP10の他の言葉とも大差をつけた結果となりました。「おはよー!ひき肉です!」といった形で挨拶に続けたり、場を盛り上げたりしたい時、給食でひき肉が出た時などに使うという声が目立ちました。TikTokで流行した「ひき肉ダンス」を踊りながら使う様子も見られました。ユーチューバーの言葉では「何を四天王?」(HIKAKINさん)も6位にランクインしています。

 また、今年は初めてTikTok発の「なぁぜなぁぜ?」が3位にランクインしました。身近な疑問や不満を語る時に使う言葉で、小学生には「宿題があるのなぁぜなぁぜ?」「どんだけ部屋を片付けてもすぐ散らかっちゃうのなぁぜなぁぜ?」といった形で使われています。   

 なお「進研ゼミ小学講座」の調査(11月22日~26日に小3~小6の会員を対象に実施)では、80%がYouTubeをよく見る(「とても」「まあ」の合計、本項目の総回答者数:1329人)と回答し、テレビ視聴の2倍の結果となっていました。TikTokは24%(「とても」「まあ」の合計、本項目の総回答者数:1301人)で、小学生の生活にYouTubeやTikTokが身近なものとなっていることがわかります。

■なりたい職業・将来に向けて勉強したいことランキング:4年連続「ユーチューバー」が首位、学びたいのは「英語」

Q:将来やってみたい仕事は何ですか?(択一)

Q:将来のために勉強したいことは何ですか?(自由回答)

 社会が大きく変化する中、小学生は自分の将来についてどのように考えているのか、「なりたい職業」「将来に向けて勉強したいこと」という質問から探りました。

 調査を開始した2020年から4年連続で「YouTuber」が1位となりました。また、上位には芸能、漫画やアニメなどのエンタメ関連の仕事が入っています。エンタメは子どもにとって身近で、将来挑戦してみたい仕事として意識されていると考えられます。将来に向けて勉強したいことに関する質問項目でも、「絵・イラスト・漫画」「歌・音楽・ボイストレーニング」が上位に入っており、子どもたちが「なりたい職業」に関連した勉強をがんばりたいと思っていることがわかります。

 将来のために勉強したいことの1位は「英語」でした。理由は「海外で活躍したい」「外国の人と話したい」という声が多く、スポーツ選手や学者、宇宙飛行士、キャビンアテンダント、医師といった具体的な職業での使用シーンを挙げる回答も目立ちました。語学では英語に続いて「韓国語」が多く、「K-POPが好き」「アイドルになりたい」「韓国に行きたい」という想いが理由として多数挙げられていました。

 今年はChatGPTなどの生成AIが話題になりましたが、小学生にもデジタル活用への関心は高く、「プログラミング」が英語に続いて2位となりました。学びたい理由には「プログラマー・ゲームクリエイターになりたいから」という声が多く寄せられました。

■印象的だったニュースランキング:もっとも印象に残ったのは「戦争」、「野球」に関する話題3つが上位に

Q:キミにとって今年もっとも印象的だったニュースは?(自由回答)

 小学生にとって、もっとも印象的だったのは「戦争」で、ロシアウクライナイスラエルハマスの衝突に関するニュースでした。戦争に関する子どもたちの課題意識は強く、「今、大人に一番言いたいこと」を聞いた質問では、「戦争をやめてほしい」という声が多く寄せられており、ゲームやスマホ、おこづかいなどに関する自身の希望に続いて、上位に入りました。

 また、「野球」関連で小学生の印象に残ったニュースが多く、大谷翔平選手の活躍、阪神の優勝、WBCでの日本代表の優勝の3つがランクインしました。

Q:今もっとも大人に言いたいことは?(自由回答)

■2023年を一言で表すと?:「楽しい」「最高」「挑戦」などの充実が伝わる言葉が上位、一方で「疲れ」も

Q:キミの1年を一言で表すと?(自由回答)

 「楽しかった」をはじめ、上位10個のうち9つはポジティブな言葉が並び、小学生が充実した日々を送っていたことが伝わってきます。充実の一方で10位には「疲れ」という言葉が入っています。使われ方を見ると、「疲れた」という一言が一定数ありつつ、 「おつかれさま」というねぎらいの言葉や、「疲れたけれど楽しかった」「疲れたけどやったぞ感がある」といった表現が多く見られました。

■参考情報:2022年の結果

2022年 憧れの人ベスト3は「友達」「お母さん」「アーニャ

―身近な人とふれあう機会が戻り、「推し活」や学校行事を楽しめた2022年-

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001094.000000120.html

【参考情報】 おうち学習や生活を支援する「進研ゼミ 小学講座」https://sho.benesse.co.jp/

 全国の小学生の5人に1人が受講する「進研ゼミ小学講座」は、小学1年生から小学6年生まで継続してご利用いただける家庭学習サービスです。お子様の学校の教科書や授業の進度、お一人おひとりの理解度や目標に合わせて、効果的に学習を進めていただけます。

 ほかにも、2024/1/25頃にリリース予定の「つながるトーク」など、会員・保護者の方が充実した生活を過ごせるよう応援するサービスを、これからも提供し続けてまいります。

 これからも「進研ゼミ小学講座」は、お子様の学習に関する困りごとの変化にスピーディーに対応することに加え、さまざまなお子様の好きを把握し、その気持ちを学びの面白さにつなげていきます。お子様が主体的に学ぶ習慣を身につけ、学ぶ目的につながる夢や目標をみつけ、その実現に向けて継続的に力を伸ばしていく学習をサポートしてまいります。

進研ゼミ小学講座 「情報発信局」 https://sho-aka.benesse.ne.jp/sho/all/others/johostation/select.html

毎週月曜日に更新する「進研ゼミ小学講座」の最新教材情報や教育情報を学年別にお届けするコーナー。「ワクワクするエネルギー」を集めるストーリー演出で、お子様の学ぶ意欲を高めることも大切にした動画シリーズです。

配信元企業:株式会社ベネッセホールディングス

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