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脳卒中を起こし、動かなくなった母親。しかし1年生の娘がすぐに通報したおかげで、手遅れになる前に救われていたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。

 

■母親が脳卒中で意識不明に

10月23日、アメリカ・ミシシッピ州で暮らす小学生のブライアンナ・クックさん(6)が、母のヨランダさんが運転する車で外出。同州プレストンで暮らす祖母の家に向かった。

しかしハンドルを握っていたヨランダさんがいきなり脳卒中を起こし、森の中で運転続行が不可能な状態に。事故を起こす前に停車したものの、そのまま意識を失ってしまった。

 

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■祖母に救いを求めた娘

驚いたブライアンナさんはヨランダさんのスマートフォンから祖母に電話をかけ、「ママが目を覚ましてくれない」と訴えた。それを聞いた祖母に「すぐに救急通報して」「911に電話するの」と言われ、その指示に従ったという。

通信指令係のラトーニャ・マローンさんとつながったブライアンナさんは、車の周辺にあるものを必死に説明。通りからのおおよその距離、ヨランダさんの状態や祖母について上手に伝えた。

マローンさんはさっそく自分のスマートフォンでブライアンナさんの祖母に電話をかけ、ふたりの話を同時に聞きながら居場所の特定に向けて努力した。

 

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■2時間後に発見された母子

救急隊が出動し、ブライアンナさんとヨランダさんが乗る車を見つけるべく捜索活動を開始した。ブライアンナさんもマローンさんの指示にしっかり耳を傾け、新鮮な空気を入れるため車のドアを開放するなどして救急隊を待った。

そして通報から約2時間が経過した頃、森の周辺で捜索を続けていた救急隊がようやく到着。ヨランダさんは最寄りの病院に搬送され、そこから救急ヘリでテューペロにあるメディカルセンターに移された。

 

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■校長先生も感動

ヨランダさんはそのまま入院したが、ブライアンナさんに付き添われて徐々に回復し、10月31日に退院した。

ブライアンナさんが通う小学校の校長先生もとても喜び、「児童の英雄的な行動について知り、嬉しくてたまらない気持ちになりました」「ブライアンナさんはクラスメイトにもとても親切で、忍耐強い子供なのです」とコメントしている。

この件について報道で知った人たちからは、「小さいのに偉い」「お母さんが亡くならずにすんで、本当に良かった」といった声が噴出。また「非行に走る子ばかりじゃない。こういう話を聞くと希望を持つことができる」といったコメントもネットに多数書き込まれた。

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