キャサリン皇太子妃が、ウィリアム皇太子とともに毎年恒例のチャリティイベント「ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス」に出席した。この前日には、発売中止となった王室暴露本のオランダ語版の内容が明らかになり、英国中に衝撃を与えたばかりだ。そうした中、沈黙を守って公の場に現れた皇太子妃に対し、英国民からは「応援している!」「強い女性だ」とサポートする声が続出した。

11月28日に世界同時発売された英王室伝記作家オミッド・スコビー氏による新たな暴露本『Endgame(原題)』のオランダ語版で、メーガン妃アーチー君(当時)を妊娠中、生まれてくる赤ちゃんの肌の色を懸念した王室メンバー2人の名前が誤って記載された。これを受け、オランダの出版社は同著の翻訳版の発売を中止した。

英メディアはその人物2人の名前を伏せていたものの、29日夜に生放送された英TalkTVの番組『Piers Morgan Uncensored』の司会者ピアース・モーガンが、同著のオランダ語版に書かれていた王族は、チャールズ国王とキャサリン皇太子妃だと明かした

英国民の間で衝撃が走る中、翌30日午前にはウィンザー城で、ウィリアム皇太子キャサリン皇太子妃スウェーデンのヴィクトリア皇太子とダニエル王子を歓迎した。

同日夕刻にはウィリアム皇太子夫妻がヴィクトリア皇太子夫妻を伴い、英ロンドンの「ロイヤルアルバート・ホール」で開催された、恒例のチャリティイベント「ロイヤル・バラエティ・パフォーマンス」に出席した。

この日、皇太子妃は「Safiyaa(サフィーヤ)」による鮮やかなブルーのロングドレスを纏って会場に現れた。フレアスリーブのドレスは肩パットが入り、襟に輝くクリスタルを施した華やかな雰囲気だ。右手首に煌めくブレスレットをつけ、シルバーに輝くクラッチバッグを持っており、ダークなロングヘアは緩いウェーブをかけて下ろしていた。

ウィリアム皇太子は黒いタキシードで正装し、皇太子妃の背中にそっと手を添えながらレッドカーペットにエスコートした。

会場で皇太子夫妻は英ITV放送の重役と対面した後、英国最高齢のモデルであるダフネ・セルフ(Daphne Selfe、95)や歌手シェールなどのゲスト達と対面した。

その後、英王室とスウェーデン王室の両夫妻は会場のロイヤル・ボックスに立つと、ステージで英歌手サマンサ・バークスが歌唱する英国国歌『God Save the Kingゴッド・セイヴ・ザ・キング)』に合わせて合唱した。

なお同日、チャールズ国王は「国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)」に出席するためドバイを訪問しておりロンドンのイベントには参加できなかった。

暴露本の波紋が広がる中、キャサリン皇太子妃が公の場に姿を見せたことに、王室ファンの間ではサポートする声があがっている。ウェールズ公夫妻の公式SNSには、フォロワーからこのようなコメントが多数寄せられた。

ウェールズ公妃を応援しています。混乱の中だけど、強く生きてください。あなたは素晴らしい仕事をしているんだから!」
「私達は夫妻を愛している。強く進み続けて、彼らを無視して欲しい。キャサリンは素晴らしいわよ!」
「彼女は強い女性だ。スコビーが著書で彼女に対して侮辱や攻撃、中傷をしたのに、文句を言わず、むしろ沈黙を貫いている。」
キャサリンは人種差別に対して声明を出す必要があるよ。あらゆる形態の人種差別を支持していないことを示すために、身を挺して行動すること。黙っていても、自分のために悪くなるだけだ。」

画像は『The Prince and Princess of Wales 2023年11月18日付Instagram「A very special Carol Service, coming soon.」、2023年11月30日付Instagram「A pleasure to welcome The Crown Princess of Sweden and Prince Daniel to Windsor this morning」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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