今回は2002年12月のインクジェットプリンタ市場を取り上げる。当時、BCNが収集したデータによると、機種別でキヤノン「PIXUS 550i」が首位。2位は0.12ポイントの僅差でエプソン「Colorio PM-930C」となった。一方、メーカー別シェアでは、エプソンが首位、キヤノンは2位。この2社で97.4%を占める寡占状態だった。

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 02年12月におけるインクジェットプリンタの機種別TOP10では、すべての機種が当年に発売されたモデルだった。首位はキヤノンの「PIXUS 550i」で販売台数シェアは18.92%。2位はエプソンの「Colorio PM-930C」が18.80%で、わずか0.12ポイントの僅差だった。3位以下もキヤノンエプソンの製品がランクインしていた。ちなみに8位の「Colorio PM-860PT」はメモリカードスロットが搭載されており、ダイレクトプリント機能対応モデルだ。

 メーカー別シェアでは、エプソンが51.0%と過半を占めて首位、2位はキヤノンの46.4%だった。その他にはHPやNEC、レックスマーク、富士ゼロックスなどが名を連ねていた。現在のインクジェットプリンタ市場では、エプソンキヤノンがそれぞれ4割程、ブラザーが2割弱を占めている状況だ。

インクジェットプリンタ 機種別販売台数TOP10(2002年12月)