グレミオを率いるレナト・ガウショ監督が、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの去就について語った。12月1日イギリス紙『デイリーメール』がコメントを伝えている。

 昨年夏にアトレティコ・マドリードを退団した36歳のウルグアイ代表FWは、母国のナシオナルを経て1月からはブラジルのグレミオでプレーし、ここまで公式戦51試合の出場で23ゴール17アシストをマーク。しかし、同クラブとの現行契約は今年の12月31日までとなっており、11月上旬には大手スポーツ専門チャンネル『ESPN』がメジャーリーグサッカーMLS)のインテル・マイアミと1年契約で合意したとも報じていた。

 そんななか、グレミオを率いるガウショ監督が12月3日に行われるヴァスコ・ダ・ガマ戦を前にした記者会見でスアレスの去就について言及し、「彼がいなくなると恋しくなるか? もちろんだ。間違いなく、彼は誰からも愛されているし、偉大なプロフェッショナルであり、世界最高の1人だ。一緒に仕事ができたことは私にとって喜びだった。彼のような才能と能力を持った人材を見つけるのは簡単ではないから、この喪失感は来年も続くだろうね」と退団を認めた。

 さらに「残念ながら彼が残留することはとても難しかった。みんなが残留を望んでいたが、この決断をひっくり返せるのは彼だけだった。残念ながら彼は退団するし、グレミオの攻撃には穴が開いてしまうだろう」と続け、スアレスの退団を惜しんだ。

 今冬でのグレミオ退団が決定的とされるスアレスだが、かねてから噂されるインテル・マイアミへの移籍が実現することとなるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

去就に注目が集まるスアレス [写真]=Getty Images